ゲーム作りのセンスを高めるにはインプットが必要

独学法

ゲーム作り センス

こんにちは。継続の錬金術士なおキーヌです。

ブログ毎日更新は108日目になります。

制作全般に言えることですが、センスとは天才的な発想ではなく引出しの多さです。

よくセンスあるなーと言われる人は色んな作品を見て色々分析しています。

ゲーム作りにもセンスがないと目新しいゲームは作れません。

基礎をしっかり身に付けてそのうえでたくさんの作品に触れる。

クリエイターとしては基本中の基本ですね。

ゲームの場合はただプレイするだけではなく、どうやって作ってるのか分析することも大切です。

ただ、ゲームはご存知の通り1秒間に60回もしくは30回画面更新されるので
1フレーム単位で行われていることは人間の目では追いきれません。

プログラミング的な分析は難しいかもしれませんが、どうやって動いているのか
自分なりに考えて分析してフローチャートを作ってみると良いでしょう。

何から始まって何で終わるのかを分析する

ゲーム 分析

プログラミングは基本的に上から下に命令を実行します。

マリオのジャンプ一つでも、沢山の処理が組み込まれているのです。

  • ジャンプボタンの監視
  • ジャンプボタンが押された場合に着地フラグをOFF
  • ジャンプボタンが押された時の条件分岐
  • マリオのY座標を加算する
  • マリオのY座標を一定値まで加算したら減算する
  • マリオのY座標を一定値まで減算したら着地フラグをON
  • ジャンプボタンの監視に戻る

と簡単に見てもこんなに処理があります。

細かく言ったらもっとありますが、最初のうちはこのように1つずつ処理を分析してみます。

アニメーションは録画して1フレーム単位で再生してみる

最近のゲームは録画機能があるので、PCで1フレームずつ動かしてみると分析することは可能です。
しかし画質によってはぼやけてしまったりして動きの分析が出来なかったりしますので
出来れば分析する時は高画質のまま1F再生するといいでしょう。

エミュレーターを使うとリアルタイムで1F分析はできるのですが
色々と問題があるのでここでは語りません。

どのタイミングでサウンドが鳴るのかを調べる

ゲームにおいて効果音はゲーム作りにおいて1・2位を争うぐらいで重要です。

例えばパンチで攻撃するタイミングで音がならず殴り終わった後や殴り始める前に
「デュクシ!」と音が鳴ったり違和感しかないですよね?

一見単純なようで効果音を画面に合わせるタイミングは結構難しいです。

攻撃ボタンを押して何フレーム目に音を鳴らすとかも考えなければいけません。

なので効果音を鳴らすタイミングを知っておく必要があります。

この辺はゲームを実際に作りながらデバッグをしつつという感じになりますね。

キーレスポンスの重要性を知っておく

効果音に続いて、ゲーム体験の質を高めるにはやはりキーレスポンスが重要になります。

ファミコンのゲームでもかなりキーレスポンスが悪いゲームがあったり
逆に感度が良すぎて予想外の動きをしたりプロでも結構雑な所があります。

このキーレスポンスの良し悪しがクソゲー認定の要となったりするので
自分で作るときは実際に操作してみて違和感がなければ大体OKです。

あからさまに押してからちょっとした後にキャラクターが動いたりするのは
ソースコードを見直すべきですね。

同じジャンルのゲームを分析して違いを見極める

横スクロールアクションゲームでも様々なゲームがあります。

ジャンプが重要になるゲームで有名どころで言えば言わずもがなのスーパーマリオやロックマン。

他にも悪魔城ドラキュラ、スーパードンキーコングなんかもそうですね。

それぞれのジャンプのタイミングや、落下速度等を分析すると
そのキャラクターや世界観によって使い分けているのがよくわかります。

それぞれの挙動をじっくりと分析して、自分が作ろうとしているゲームの世界観に合わせて処理を実装しましょう。

いっそのことなにも見ずに作った方が良いものが出来たりする

何も見ない

例外中の例外なのですが、中には前例を見ずに作った方が意外なものが出来上がったりしてヒットする可能性もあります。
しかしそういうことが出来るのはほんの一握りの人の天才だけだと思います。

見てしまうとそれが固定化してしまって柔軟性が無くなってしまう人もいるので
何も見ずに作り上げられてしまう人はそれでもいいかもしれません。

しかし、大抵の人は凡人なのでそんな無茶なことをすると大抵頓挫します。

なので自分は天才じゃないと少しでも思う人はたくさんのゲームをプレイ&分析して
自分の中に引出しをたくさん作ってプレイヤーが楽しめるゲーム作りを心掛けましょう。

──このようにゲーム作りはインプットがとても大事にって来ます。

歳を取ってくるとゲームをするのが億劫になったり時間がなかったりするので
インプットがかなり減ってくるのでいやになりますね。

市販の大作ゲームは分析するのはかなり時間がかかってしまいますので
企業の人でない限りは分析するのはあまりお勧めしません。

楽しくなってゲームを作る時間がかなり減ってしまうからです。

分析するオススメとしては、ファミコンやスーパーファミコン等のレトロゲームがいいですね。

古いゲームは既に凄い人が解析したりしているので、ゲームプレイでは見えない部分が見えたりとかもデータベース化されていたり
分析結果がブログとして記事に上がっていたりして勉強になります。

ニコニコ動画やyoutubeなんかではFFやロマサガを1F単位で分析や解説がされていたり、
その解析結果をもとにツールを使わず人力で的確に乱数の位置を当てたりして、
レアアイテムを1発ゲットとかできるぐらい分析されています。

こういう分析&解析系動画はえ!そんな要素あったの!?って思うのが出てきたりするのでとても面白いですよ。

プログラマ目線で見るとなるほどなぁ!って言うのも見えてきますしゲームを解析している動画はインプットにおすすめです。

それでは。