フリーランスエンジニアは作業環境にこだわれ
エンジニア=Web系ITエンジニアみたいな扱いにされてるのがちょっとモヤりますが、 一般的に伝わってしまってるのであればそれに習ったほうがいいですね。
逆張り頑固オヤジになりたくはないので。
ただ、パケットのことをギガと呼ぶのは許せない派です(笑)
今回は作業環境についてのお話です。
昨今はMacBook1つで仕事することにあこがれている人の出鼻をくじこうと思います。
デバイスの多様化が進むこの世の中、端末1つでITエンジニアを名乗るのは恥ずかしいのでやめましょう。
フリーランスの場合はとくに開発環境というものが大切になってきます。
今回はフリーランスでITエンジニアとして活動する私の開発環境と その重要性をお話しします。
これからフリーのITエンジニアとして活動していきたい人の参考になれば幸いです。
最低限の開発環境とは
IT系エンジニアを名乗るなら開発環境を整えるのが最重要になります。
ハードウェアに関して
ハードウェアはいわゆるPC本体やその周りのデバイスのことですね。
必要最低限なものを羅列すると
- PC本体(MacOS含む)
- キーボード&マウス(ノートPCでも合ったほうが快適)
- フルHD以上のディスプレイ(モニタ)
- インターネット環境
以上になります。
Windows MacOS Linux OSはどれにしよう
フリーランスとしてITエンジニアになるなら全部そろえるのが基本になります。
ですが、駆け出しはどれか1つに絞ってもらっても大丈夫です。
おそらくこれを見る人はWeb系ITエンジニアを目指してると思うので お金に余裕がある人はMacBook系統をオススメします。
お金が厳しいという人や既に家にあるノートパソコンを使う場合 Windowsをオススメします。
何言ってんだ!Windowsとか最も進めちゃいけねぇOSだっていう人もいますが、 駆け出しでLinuxを導入できるとはとても思えません。
なのでOSにこだわる前にまずメインとなる開発に着手しましょう。
中には準備だけで満足してしまう人も多いので気をつけましょう。
いわゆる絵を描くために道具や書籍をそろえて知識だけ得て満足してしまう 典型的なやらない君です。
なので最速で手に入るOSで大丈夫です。
マウスとキーボードについて
マウスとキーボードに関してはノートパソコンが主流の現代では不必要化と思いますが ノートでも家ではマウスとキーボードを外付けしているエンジニアも多いです。
MacBookのキーボードとトラックパッドはMacがあまり好きじゃない私から見ても とても優秀な付随デバイスと認識しています。
Macの人は外付けがなくても正直あんまり問題ないです
WindowsやLinuxの人は外付けで自分にあったマウスとキーボードを選びましょう。
高いものを選べばいいかというとそうでもなくて、実店舗で実際に触ってみて 自分にフィットするものを買うのがいいでしょう。
ネットで見た目がいいからといって買ってみたものの自分に合わなかったら辛いので 基本的に自分の手で触るものは実物を触ってから買いましょう。
このコロナ禍で厳しいかもしれませんので、そういった場合は Amazonやらヨドバシやらでベストセラーのデバイス(比較的安価なもの)を買ってみるのがオススメです。
万人受けしてるものはハズレが少ないです。
ディスプレイに関して
最近は4Kやら8Kやらで騒がれていますが、最初のうちはフルHDで十分です。
1920x1080の解像度ですね。
これの意味も分からないうちはITエンジニアにはなれないので不明な単語が出てきたらググってみましょう。
インターネット環境
この令和時代でITエンジニアを目指そうとしてる人がネット環境がないとは思えないのですが 中にはスマホしかもっていないという人も実は結構います。
そういった人はポケットWi-Fiを契約するかネット回線を契約しましょう。
Web系エンジニアを目指すのであればネット環境は必須です。
調べものをするにしても公開するにしてもネット接続がないと始まらないですからね。
ソフトウェアに関して
PC(Mac含む)とネット環境さえあれば開発に必要なソフトウェアは基本無料で入手できます。
プログラミングするためにコードを書くソフト(エディタという)も基本的に無料で手に入ります。
エディタは有料のものもあったりしますが、駆け出しがお金をかけるべき場所ではありません。
ある程度やってこのソフトじゃだめだってなったら有料エディタを試してみるのもありです。
Macだけでは不十分のわけ
ここからは少しある程度仕事ができるようになった前提で話をします。
中にはMacがあれば他は要らないといった人もいますが、 正直フリーランスでWeb系ITエンジニアをやっていく上では不十分です。
その理由は、「全員がMacを使っているとは限らないから」に尽きますね。
MacのSafariで確認して問題ないからクライアントに提出したら めちゃくちゃズレまくっているので直してくださいとリテイクがきます。
この時点で普通は「何のOSで何のブラウザで確認したのか」を聴きます。
ズレてないと信じて疑わない人は「え?ずれてませんけど?」って言い返してしまいます。
まぁその時点でITエンジニアとして失格ではあるんですが、実際いるんですよね……
クライアントはWindowsでEdgeを使って確認している可能性があったり、 FirefoxだったりGoogleChromeだったりOperaだったりします。
MacのSafariも主要ブラウザではありますが、実はかなり独特な解釈をするブラウザで Safariで正しく表示できていたWebページもWindowsのEdgeで見るとぐちゃぐちゃになってたりします。
なのでMacだけでは不十分だということですね。
開発者を名乗るならWindowsで確認する環境も必須になってきます。
その逆もしかりですね。
Windowsしか持ってない人はMacのSafariの動作確認ができないので クライアントがMacのSafariでしか見ない人だったらもう最悪です(笑)
Safariは先ほども言った通り独自解釈がくs……最悪なブラウザの1つとして有名です。
主要ブラウザは多少のズレはあるもののほとんど同じに見えるのに Safariだけめちゃくちゃ違う表示になっていることもよくあります。
そして今の時代は8割がスマートフォンでWebページ見る時代ですので、 スマートフォン用のレイアウトを作るのがほぼ必須です。
そのためにも実機であるiPhoneやAndroid端末も必要になります。
PC側からでもスマートフォンのサイトは確認できますが、 実機とではデザインの解釈が違ったりして何度もリテイクを食らう羽目になります。
なのでMacのみでは不十分だということは理解してもらえたと思います。
タブレットPCはそんなに必要ない
先ほどの話の続きにもなるのですが、作ったサイトを確認するときに タブレット端末も主流になってきてるし確認する必要があるんじゃないか?
と思われるのですが、実際よほど大きな会社の案件とかでなければ タブレットに関してはスマートフォンの拡大版もしくはPC番のちょっとサイズを縮めただけ で許してくれる所も多いです。(いわゆるレスポンシブル)
なのでタブレット端末を用意する必要はそこまでありません。
個人的には開発者としては持っておくべきだと思います。
ですがiPadもAndroidタブレットも買っていてはお財布に大ダメージですね。
なのである程度稼いでから余裕が出たら買ったらいいと思います。
椅子と机にこだわろう
最後に開発者や在宅ワークがメインの人にこだわってほしいのが椅子と机ですね。
どちらかというと椅子が最重要です。
仕事の8割は基本座って作業になりますので、安い椅子だと腰を痛めてしまったりして 今後の活動に支障をきたしてしまうため集中してしまうタイプの人は椅子にとことんこだわりましょう。
ただ、実際に座ってみないと高いものでも合わなかったりするとお金の無駄です。
高い椅子だと10万は軽く超えたりしますので失敗したら結構精神的にきます(笑)
最低でも1万以上の椅子にしておくべきですね。
実際の店舗で座って確認できるのも大事になりますので 最初はニトリで椅子と机をそろえてしまうのも手です。
ちなみに私の机はニトリのL字型の机(横幅120㎝奥行70㎝ぐらいだった気がする)と 1万ちょいの座る場所がちょっと大き目の椅子です。
正直椅子はもうちょっとお金かけるべきだったと後悔してます(腰痛持ちのため)
ただ、実際に長く使ってみないと合う合わないがわからないのが辛いところですね。
机に関しては横幅よりも奥行を大事にすべきだと思います。
デュアルディスプレイとかする場合は横幅がないとモニタアームが必須になりますので気をつけましょう。