フリーランスになるための訓練:挑戦編

極論を言うと、フリーランスになるための準備なんてせずに今すぐフリーランスになったほうがいい。

と言いたいのですがこのコロナ禍でなおかつ緊急事態宣言で行動しづらい状況かと思います。

メディアが流行らせてるあまり好きな言葉ではないのですが、いわゆる「おうち時間」が増えている人も多いかと思います。

そういった人は娯楽で時間をつぶすのではなく、今だからフリーランスになる訓練をしてみませんか?

いきなりフリーランスになるのは不安だと思うのでその訓練です。

アスリートの選手がイメージトレーニングをするような感じで 実際にフリーランスになったと過程して行動してみるといった感じですね。

今回は第一回目ということで「挑戦」に着目してみましょう。

まずはフリーランスとしてなりたい職種を調べる

結論から言うと、フリーランスになるのであれば複合職的な働き方がおすすめですね。

私はいわゆるフリーランスエンジニアなのですが、正式な職種としては「システムエンジニア」に該当します。

おそらくフリーランスエンジニアの大半はシステムエンジニアで登記してるのではないでしょうか。

Web制作しかしなくてもシステムエンジニアにしておいて大丈夫かと思います。 というかそれしかない?Webデザイナーという職種もありそうですが、 デザイン業は課税対象だったと思うのでコーディングもするのであればシステムエンジニアにしておいたほうが良いでしょう。

なりたい職業が課税対象かそうじゃないかはそこは各自調べてください。

このようにまずなりたい職業を選んでください。

おそらくフリーランスになりたい!って人は大抵既にやりたいことは決まってると思いますが、 中にはざっくばらんに会社務めが嫌だからフリーランスになりたいと思う人もいるかと思います。

まぁ、私がそうなんですが(笑)

会社員時代の私はシステムエンジニアで、なおかつSE以外の仕事も色々していました。

5年半会社員としてやっていた仕事としては

  • 社内業務システムの開発
  • 中小なので全社のネットワーク&サーバー管理
  • Webデザイン・コーディング業務(これが本業)
  • DTP業務(名刺やカタログ等の制作から印刷)
  • 映像制作
  • 業務機器用のソフト開発
  • 各種事務所のIT設備設計と整備
  • 設営現場での泊まり込み土木工事
  • イベント現場のシステム構築
  • 海外への出張(通訳通しての技術者とのやり取り)
  • 半田付けによる製品の加工
  • 部下・後輩のマネジメントや請求書管理

こうしてみると色々やってきたんだなって思います。

当時は精神がやられるレベルでとてもしんどかったですが、色々やらせてくれた会社に感謝してます。

本業は一応Web制作なんですが、PC触ったら何でもできるだろうと思ってる人たちがいたので 結局何でもかんでもやらされてたって感じですね。

デザインやネットワーク技術・サーバー知識・映像制作なんかは 特に会社の金(いわゆるOJTとか)を使わず完全に独学で学んでいました。

私一人でかなり人件費削減はできてたと思います。

ただ、それも良いことばかりではなく後継となる人を入れてくれないし 給料も殆どあがらないという会社の未来には良くない状況でした。

ただ、色々なことができたのは飽き性の私にはある意味ピッタリだったのかもしれません。

実際入って1年目ぐらいでWeb制作飽きてましたから(笑)

海外出張なんかはエンジニアが少なかったせいもあり対応できるのが私だけだったりで 普通なら多分平社員が行くものじゃないのでいい体験が出来たと思います。

部下管理なんかは一応主任という立場になって自然と発生した業務ですが、 やるとは思っていなかった業務だったのでいい経験になりました。

これらのおかげもあって一人でできるようになったおかげでフリーランスになれたっていうのもあります。

Web制作だけだったらおそらくなれてないだろうなっていう実感がとてもありますね。

ちょっと自分語りをしてしまいましたが、以上のことからわかるように 今までやってきた仕事+何かをするというのがフリーランスの働き方としてはメジャー何じゃないかなと思います。

私のTwitter上の知り合いではITエンジニア+○○という人が結構多いです。

ITはどの職種にも絡むのが現代なので、あまりIT化が進んでいない職種に ITをプラスした働き方をすればいわゆるイノベーション的な感じで活躍できると思います。

ITとあまり接点がなさそうな職種であればあるほど、効果を発揮すると感じました。

現場工事とか物流とか、あのあたりは未だに昭和感が残ったアナログな働き方が多かったりするので IT化すると効率がよくなったり色々変わると思います。

ただ、変化を嫌う人が多い職種でもあるので結構デリケートな部分かと思います。

実際どういう仕事をしているのかを調べる

職種を決めたらまずはどういう仕事をしているのか、同業者の人を調べるのが基本ですね。

といっても、意外と公表してないフリーランスが多いんですよね……

狙い目としてはフリーランスになって1~2年とかの人でしょうか。

そういった人たちは仕事が欲しくて実績アピールをしていることが多いので、 こういう仕事をしてるならそれを達成するためにはどうすればいいかという思考を巡らせることができます。

在職中、空き時間を作ってその目標に達するまで勉強するのがベストです。

仕事で疲れてるからっていうのは甘えなのでしっかりと無駄時間を潰して成長に割り当てましょう。

架空の依頼人を作って仕事をしてみる

先程の続きにもなるのですが、仕事するということは必ず依頼人となる相手が存在します。

それを架空の存在として作って自分に依頼と納期を課してきたと過程して 普段の仕事をしながら、その仕事を達成するいわばエア副業をしてみるといいでしょう。

職種によっては副業そのものが禁止されているかもしれませんが、 エア副業であれば賃金の発生も一切ないので自分の好きにできます。

依頼と納期はできるだけシビアな条件にしたほうがいいです。

でないと結局先延ばしにしたりして自分を甘やかしてしまうので、 それではフリーランスになってもやっていけないと思います。

逆に考えると本職をこなしつつ副業も問題なくこなせるようになれば フリーランスとしてやっていける能力はあるということです。

挑戦編まとめ

こんな感じで

  • なりたい職業を決める
  • メインとサブの仕事を決めて複合職的な感じの働き方をする
  • 同業になるフリーランスの働き方や活動を調べる
  • ペルソナを作って自分に仕事の依頼と納期を課す
  • 本業のスキマ時間にエア副業をこなす

現状から脱出するには、何かを切り捨てないといけません。

最初は苦しいですが今の状況を抜け出したいのであればそこは我慢するしかないです。

普段何かしら新しいことをやろうとしたり勉強する意欲がめちゃくちゃ強い人は フリーランスに向いているかと私は思います。

今回は挑戦編ということで、現在会社員でフリーランスを目指したいという人の為にまとめてみました。

次回はフリーランスになる前にやっておいたほうがいい準備等をまとめてみます。

少しネタバレしておくとやっぱり会社員時代じゃないと難しい契約関連ですね。

クレカ・保険・ローン関連等々……

フリーランスになるとこれらの審査が基本通らないので、 会社員時代に済ませておくことがベストです。

私は人生が超絶ブラックなのであんまり関係ありませんでしたが(笑)

もしブラックな人生の人でクレカ等作れない人は 最低でもデビットカードは作っておくことをオススメします。

基本現金からの引き落としですがクレカ同様の使い方ができるので持っておくべきですね。