フリーランスになるための訓練:準備編
私がフリーランスになる前に色々調べていたら、 フリーランスになる前にやっておくべきこと的なのが結構出てきたので その中でも重要だったなって実感したことを書き出してみます。
大きく分けてブラックな人かそうじゃない人で結構準備が変わりますね。
ブラックとはいわゆる色々あってクレカとか作れない社会的信用の無い人です。
自身が娯楽のために借金したのであればそれはその人の責任ですが、 小さい頃に親がそうあったため自分も必然的に社会的信用のない人間になる可能性があります。
私がまさにそういうタイプの人生を歩んできて 未だにクレジットカードが作れない状態です(笑)
私、人生で1回も自分の為にクレジットカード使ったこと無いのに 使いまくって滞納しまくったことになってるんですよね……
生活する上で仕方なかったというのもありますが。
と、いわゆるこういったいわゆるブラックな人は 意外と準備することってそんなにないんですよ。
それでは準備編に入りましょう。
会社員を辞める前に準備しておくことリスト
ともかくフリーランスになる前、つまり会社員として登録されているうちに やっておくべきことをまとめてみました。
- クレジットカードを作る
- 必要であれば引っ越しして新たな住居を契約する
最低限やっておくことはこの2つになります。
クレジットカードに関しては先程も言ったとおり、 普通の人生を歩んでいる人で会社員として働いて数年経っていれば 問題なくクレジットカードを作ることができるかと思います。
三井住友等は審査が厳しいかもしれませんが、 簡単に取りたいのであれば楽天のクレジットカードで楽天カードマンになるといいでしょう。
私自身は楽天カードマンすらなれませんでした(笑)
妻は問題なくカードを持っていたのでなんかあったときは、 現金を渡してカードで買ってもらったりしてます。
自分が持てなくても一緒に暮らすパートナーの人が持っていて 非常時に借りられるのであれば問題ないかと思います。
大抵フリーランスになる人って一人暮らししてるイメージが強いので なるべく自身でクレジットカードを作成しておくことをおすすめします。
理由としては引き落としとか買い物の履歴を1つにまとめられる点ですね。
いわゆる確定申告のときとか毎日の帳簿付けに効果を発揮します。
プライベートと事業で分けられるのであればそれがベストですが、 分けられない場合はプライベートの口座から支出したとして 事業主借の項目で帳簿付けすればOKです。
引っ越しについて
次に引っ越しですね。
実家や今住んでる場所から移動する予定がなければ 特に気にしなくてもいいですが、心機一転で住居も変えるとなると 会社員時代の社会的信用のあるうちに住居を契約しておくと良いでしょう。
地方でフリーランスになるために東京や大阪に行くってなった場合、 会社を辞める前に住居を借りておきましょう。
親がいるのであれば親に頼ってしまうのもありですね。
親に頼るなんて情けない!って思うかもしれません。
言い方は悪いですが、安定してお金を持っている親というのは自分の武器でもあります。
頼れるものはすべて頼っていいんです。
恥じるべきではありません。
ただ周りに「親に○○してもらったんだ~」っていう スネ夫みたいな行動は恥ずかしいので辞めましょう(笑)
自分の中でとどめておいて、フリーランスになって稼いで恩返しすればいいでしょう。
会社員を辞めてすぐにやるべきことリスト
次に会社員を辞めてからすぐにやるべきことリストです。
大抵の人は先延ばしにしがちで後悔するので、 退職日が決まったら以下のリストのやる日をきっちりと決めてしまいましょう。
- 保険・年金の切り替え
- 事業届けの提出
- 事業用の通帳を作る
- 事務用書類の準備
- 確定申告のための帳簿付けの準備と勉強
1つずつ見ていきましょう。
保険・年金の切り替え
会社にいると大体会社用に保険や年金を入ってたりすると思いますが、 個人事業主になると「国民健康保険」「国民年金」に切り替えが必須になります。
基本的に退職後「14日以内」に地元の役所に届け出る必要があります。
よくわからない場合は役所に行って聞くのが一番です。
でも、それぐらい聞く前に自分で調べられないと フリーランスなんてやっていけないとは思いますけどね……
社会保険も申請すれば任意継続できるらしいですが、あんまりメリットはなさそうですね。
気になる方は「社会保険 任意継続」とでも調べてもらうとよいです。
事業届けの提出
フリーランスとして活動するのであれば個人事業主としての届け出は必須です。
事業として立ち上げなくても仕事を受けることも達成することもできますが、 事業登録をしていないと収入がすべて雑所得として扱われるので、無駄に税金を払うことになります。
私はシステムエンジニアとして事業を登録しています。
故にシステム開発系の仕事をすると請求した金額をそのまま所得としてカウントできます。
システムエンジニアは課税対象ではないので、一部の税金が引かれないんですよね。
ですが事業登録をしていないままシステム開発のし仕事を受けると 雑所得として税金を収めないといけなくなります。
事業登録は税務署に書類を渡しに行くだけでいいのでお金も一切発生しません。
やらない理由はないでしょう。
ついでに屋号を付けることもできるので、せっかく事業を始めるのであれば 自分の好きな屋号をつけてみるのもいいでしょう。
システムエンジニアなのに「なんとかデザイン」とか職種以外の屋号名はダメだった気がします。
システムデザインの場合はどうなるんでしょうね……
この場合はデザイン事業に該当するのかもしれません。
屋号の付け方とかは各自ググってください。
退職前に書類を準備しておいて保険の切り替えのときについでに税務署によるっていうのがベストです。
事業用の通帳を作る
私はプライベートの通帳と事業用の通帳を分けていなくて 後から変えたらいいかなって気軽に思ってましたが、 帳簿付けがクソ面倒くさいので辞める前に事業用の口座を作っておいたほうが良いでしょう。
もちろん会社を辞めた後でも大丈夫です。
入出金をするだけの口座を作るのであれば会社を辞めた後でも問題なく作ることができます。
ただ、いつでも作れると思っていると私みたいになるので 役所・税務署によった帰りに銀行によって作ってしまうのもありです。
既にいくつか口座があればどれかをクリーンな状態にして、 事業口座としてやっていくのがいいですね。
ここで気をつけてほしいのが「オンラインで残高・入出金を確認できる」ができる口座かどうか。
これ結構重要で、いちいち銀行に行って通帳記入とかするのも面倒ですし、 デジタル化されてない上に入力と確認が面倒くさいです。
オススメの事業口座はいわゆるネットバンク系がいいですね。
ただ個人事業主の場合はゆうちょにする人も結構多いです。
というのもクライアントもフリーランスの場合もあるので そういった人はゆうちょを使ってて手数料等を節約できるからですね。
まぁ、そこはあまり気にしなくてもいいと思います。
ゆうちょもネットで見られるシステムがあったり、 ゆうちょペイなんてもんもあって残高を確認できたりします。(ゆうちょペイは入出金は見られない)
ですが、ゆうちょWebは最大2ヶ月分までしか履歴が見られないらしいので 毎月PDFとして落としておくか、通帳記入をしに行く必要があるのでちょっとめんどいですね。
ジャパンネット銀行とかいいんじゃないでしょうか。
事務用書類の準備
事業取引をする上で発生する
見積書・請求書等を作っておくと、 仕事する時に手間取らなくておすすめです。
ネット上にフリーでテンプレがあがってたりするので、それを使ってみるのもいいでしょう。
後は自分用に少し色を変えたり改変したりすればOKです。
私の場合は会社で請求書やら見積書をエクセルで作ってたので、 それをベースに改造して使っています。
確定申告のための帳簿付けの準備と勉強
これめっちゃ重要!!
私は1年間溜め込んだらどれだけ大変なのかを実際に身を持ってたしかめてみたんです。
はい、めちゃくちゃ大変です(笑)
取引履歴がそこまで多くなかったり、経費も対して多くないので まだマシな方ですがやっぱり毎日つけていなかった分めちゃくちゃ面倒くさいです。
更に初めてだったので勉強もしながら青色申告のために帳簿をつけの勉強もしていると 軽く数日奪われてしまいます。
毎日きっちりと帳簿付けしてその都度調べてたほうが自分のためです。
私みたいに「自分で大変さを体感してみたい」というのであれば 1年経ってから初めて大変さを実感してみるのもいいですね。
あまりオススメはしませんが……
ですがやっぱりしっかりと必死にやるだけあって、 簿記関連の知識がかなり身につきますね。
Freeeとか無料で使える会計ツールとか最初から使ったほうがいいですが、 Googleスプレッドシートなんかで収支を付ける癖を付けておいたほうが良いなと感じました。
ブラック人生の人の場合は
ブラックな人生の人はクレジットカードを作ることが出来ませんので、 私と同じくしてデビットカード付きのキャッシュカードを作ることをおすすめします。
デビットカードは社会的信頼がなくても作ることができます(のはず)
使い方はクレジットカードと変わらないのですが、 仕組みとしては一括で引き落とすタイプではなく、支払いが発生したその都度引き落としということです。
ということは口座にお金が入っていないと使えないということですね。
クレジットカードの場合は口座にお金がなくても使えてしまうので 現金がない日も安心ってだけです。
そんなしょっちゅう買い物とかしなければ正直デビットカードで十分かなと思いますね。
後金銭感覚がクレジットカードと違って麻痺しにくいです。
いわゆる○○ペイみたいな感じの使い方ですね。
デメリットとしては、デビットカード禁止みたいなところがちらほらあります。
Appleなんかがまさにそうでした。
MacOSが必要だったので妻に買ってもらいました(笑)
後は「確定申告のための帳簿付けの準備と勉強」に関してはブラックな人でもやっておくべきです。
意外と無計画でもなんとかなる
実は意外と無計画でも大丈夫です。
流石に辞めて14日以内とかの保険・年金の切り替えや 事業の届け出なんかはやらなきゃダメですがね。
通帳を作ったり事業書類を作ったりは先延ばしにしても意外となんとかなります。
ただ、自分の首を締め付けるだけなのでやれるときにちゃんとやりましょうという話です。
準備編まとめ
以上、フリーランスになるための準備編でした。
まとめてみると
社会的信用のあるうちにやっておくべきこと
- クレジットカードを作る
- 必要であれば引っ越しして新たな住居を契約する
ブラックな人がやっておくべきこと
- デビットカード付きキャッシュカードを作る
社会的信用関係なく退職したらすぐやるべきこと
- 保険・年金の切り替え
- 事業届けの提出
- 事業用の通帳を作る
- 事務用書類の準備
- 確定申告のための帳簿付けの準備と勉強
以上になります。
備え有れば患い無し。
何事も先延ばしをすると良いことはありません。