私が勉強を楽しいと思えるようになったキッカケ

本題に入る前に少し自分語りをさせてください。

私は小学校~中学はとても勉強が嫌いでした。

嫌いというよりも楽しくなかったといったほうが正しいですね。

元々姉兄と居て末っ子次男坊として生まれてきたのもあり 幼い頃は結構甘やかされて育ってきました。

勉強がこんなにも楽しいものだと教えてくれる人が居なかったので 身近なビデオゲームというとてつもなく楽しいものにたどり着き、 幼少期から青年期まではゲームが人生の7割を占めている人生でした。

そんな中、人生の崖に差し掛かり足を踏み外したらホームレスになるぐらい 貧困な状況に陥り今までの幸せの反動が一気に来たような状態でした。

16歳の頃、人生に絶望していた頃は引きこもってオンラインゲームに明け暮れてた日々 同じオンラインゲームをしていた東大の一番上のクラス(理3)を目指していた同期の男の子と知り合う機会がありました。

当時は絵に書いた住む世界が違う人間だなぁと思いつつも、 心の何処かで羨んでいてどんどん気分が落ちてきて軽いうつ状態になっていました。

そこで運のいいことに友人のお母様から定時制高校のお誘いがあり、 私も今の状況から抜け出したいという気持ちも強かったのか二つ返事で受けることに。

いわゆる底辺の定時制工業高校なのですが、それでも誰でも入れるレベルの試験があったのですが 私は一応そこの高校よりは少し上の工業高校の入試に合格してたのもあり試験は免除で入学できました。

勉強が楽しいものだと思えたのはこの定時制高校に入ったときからでした。

なぜ勉強が楽しくなったのか

結論を先にいうと、自分の中の楽しいという器がゲームをやりすぎて飽きて空っぽになった状態に その楽しい器を「勉強の楽しさ」で満たしたからです。

勉強が楽しくなったのではなく、楽しいものだと理解したといったほうが正しいでしょうか。

多くの人は楽しさを知らずに身近な楽しいものを手にとってしまうからです。

私が勉強の楽しさに気付けたのは、人生をゲームで浪費して楽しみまくった結果です。

親が厳しくてゲームをやらせてくれなかった人は、 逆に大人になると自由になった反動でゲームをしすぎて堕落してしまう人も一定数居ます。

私はその真逆です。

楽しいと思えてたこと(ゲーム)に飽きてしまい、自分自身が空っぽの状態で 周りが勉強を頑張っていたり日本国内の学歴として一番上を目指している人に触れたのもあり、 そう言えば人生本気で勉強と向き合ったことがなかったなっていうのが理由かもしれません。

もちろん当時はもっと色んな感情を持っていたのですが、正直記憶は曖昧です。

ただ、思い返してみると切欠はやっぱり勉強してこなかった自分は 周りに比べて劣っているという現実でした。

私の時代はインターネットが発達していない状態の時代で、 ちょうど物心着いて自分で色々考えられるようになった年齢にインターネットが普及してきました。

当時はゲームといえば私みたいな感じでしたが、 インターネットで日本全国にいるゲーマーたちが自分以上にゲームが上手かったりして 自分の低レベルさを身をもって実感しました。

井の中の蛙大海を知らずってやつですね。

この時点で自分に誇れるものが一切なくなってしまい少し絶望しました。

ですが私は結構負けず嫌いで頑固な性格だったため、 全てにおいて劣っているという状況を受け入れられなくてとても悔しかったのでしょうね。

そして底辺の高校だったのもあり、周りが自分よりバカだと認識してたのもあり、 こんなバカなやつらに負けてはいけないという無駄なプライドがあったと思います。

とりあえず今いるステージで1位を目指そうとして、私の勉強を楽しむ導火線に火が着いた感じです。

ゲームが好きな人は勉強を好きになることが簡単にできる

ゲームでハイスコアを出したり、誰も見たこと無いようなバグや裏技を発見したりすると 友達の輪という世界の中でヒーローになれます。

ゲームが難しければ難しい程、称賛の度合いも高まります。

周りからすげぇ!って言われる状態というのは誰しも悪い気がしないものです。

これを勉強に置き換えるとたくさん勉強して難しい問題を解いたり、 誰も考えつかないような答えを見つけ出したりすると 親・学校の先生・友達・今ならSNSの人々・世界中の人から称賛を得られます。

こうしてみるとゲームと勉強はとても似ているんですよね。

ゲームにはよくチュートリアルというものが存在しています。

チュートリアルは、今よりもより高度なことをするための準備運動とも言えます。

ゲームは人の手によって作られるわけで、作った人たちの知識と経験から生まれる作品です。

作った人たちはもちろん勉強もしてますしいろんな人生を歩んできています。

中には素晴らしい作品に感化されて同じことをしたいと勉強を頑張り、 頑張った結果見事そのゲームを作った会社に就職したという人を何人か知っています。

最近はポケモンで昆虫採集について興味を持った人が新種の生き物を見つけて、 伝説ポケモンの名前を当てがたったニュースが話題になりました。

このことからゲームはただ遊んで終わるだけではなく、 勉強をするためのチュートリアルなんだなと思ってます。

このコロナ禍の間に勉強の楽しさを身に着けてほしい

外で遊ぶのはもちろん大切ですが、自然と家にいる時間が長くなってしまっている時代になりました。

親としては今のうちに勉強させたいと思いますが、 勉強をさせることよりもまず勉強の楽しさを教えてあげてほしいです。

中学生~大学生の人は自分で勉強の楽しさを気付くために行動してほしいです。

私みたいに泥水をすすって生きる状態になって反動で勉強が好きになるよりかは いい環境で勉強が好きになって上に上がったほうがより良い質の人生を過ごせるはずです。

勉強の楽しさを身につけるコツの1つとしてはっきり判っているのは やはり自分が周りよりも劣っているということ実感するべきです。

今はだれもがインターネットにつなぐことができる時代なので、 自分の領域と同じことをしている人の輪に入ってみましょう。

そこで1位を取るぐらい頑張ってみてください。

1位を取るためにはその物事に対して勉強することが必須になります。

勉強=学校の勉学ではなく、その物事に対して知識と経験をつけることを指します。

そしてそこで学んだ勉強法を応用して学生なら学校の勉強に活かしたり、 社会人であれば職業のスキルについて知識と経験を深めたりするとよいです。