変わりたいのにやりたいことが無いという人の心理

惰性で生きている人や何も積み上げてこなかった人は現状に絶望します。

そこで頑張っている人を目の当たりにして自分も変わりたいという意識が芽生えた時に、 何をしたりら良いかわからないので近くの頑張っている人にアドバイスを貰いに来ます。

頑張っている人はその人に対して

「何かやりたいことはないの?」と必ず聞きます。 そりゃやりたいことがないと目標そのものが無いので頑張るに頑張れないから当然そう聞きますよね。

ですが、他人にすがって生きてきた人はこぞって

「やりたいことがない」

と言います。

私はどちらかというとやりたいことが多すぎて困っているぐらいなので 聞く側に回ることが多いのですが、聞くと90%の確率でこういう返答がきます。

聞いてくる人は基本的に親しい仲なので「まずやりたいことが見つかるように色々試してみては」とアドバイスをするのですが、 このアドバイスを受けた人はほぼ100%の確率でその後行動に移しません。

おそらく以下のどれかでしょう。

  • やりたいことが見つかったが達成するまで先が遠すぎて萎えたから
  • 自分で見つけるのが面倒くさくて萎えたから
  • 理想が高すぎて目標に達成するまでの過程が恥ずかしいと感じるから

大きく3つに分けてこういった考えになってしまっている人が多いのだと思います。

そりゃ今まで他人任せに生きてきたのですから当然の結果でもあります。

やりたいことが見つかったが達成するまで先が遠すぎて萎えたから

こういう人はめちゃくちゃ多いと思います。

そういう人は苦労することがカッコ悪いとか面倒くさいって気持ちが強すぎるんです。

とりあえず調べはするものの、入門記事なんかを読んでみると小難しく感じて、 先にある楽しそうなものを先に摂取してみたものの過程をすっ飛ばしてきたので 分では再現することが出来ず、そのイライラにすべてを投げ出してしまって結局スタート地点に戻って来る人です。

私なんかは完全にこの典型的なタイプでした。

極度の面倒くさがり屋ですね。

ただこういう人は何かが切っ掛けでめちゃくちゃ伸びるポテンシャルを持っています。

私がそうです!(自信過剰)

それを何処で気付けるかが問題ですね。

自分で見つけるのが面倒くさくて萎えたから

これが一番最悪なパターンの人かなって思います。

会社員をしてたときは社内サポートセンターみたいな感じで ITリテラシーのない社員達に色々教えたりサポートしたりする仕事もしてたのですが このパターンの人が凄まじく多く感じましたね。

私は自分でやりたいことをやっているタイプの人間でしたのでよく

「色々出来てすごいなぁ。どうやったらそんなできるようになるん」

みたいなことをよく言われます。

大抵は間を持たせるためのコミュニケーションだとは思うのですが、 そう聞いてくるのは決まって自分から問題を解決しようとしない人たちでした。

こういう人に遭遇したら私はできる限り距離を起きます。

もちろん聞かれたら努力する方法とか色々アドバイスしたりはしますが 大抵は時間の無駄になってしまうので基本関わりたくないです。

理想が高すぎて目標に達成するまでの過程が恥ずかしいと感じるから

「やりたいことが見つかったが達成するまで先が遠すぎて萎えたから」でもいいましたが 努力することに何故か恥ずかしさを見出す人たちです。

わかりやすい例えで言えば、かっこいい・可愛いイラストを見て自分も描きたい!

描いてみたはいいが小学生レベルの画力に絶望してしまいます。

基本的な人体の仕組みを理解しないまま人間を描こうとしているからですね。

プロの人はそんなことも感じさせずに絵を描くので 自分もできるだろって錯覚してしまうんですよね。

そこでいきなり完成品を作ろうとするので実力が伴わず 一度基礎を勉強しにいくのですが、それすらもろくに出来ない状態で萎えてきます。

再び熱がぶり返してきて基礎を勉強してある程度描けるようにはなったが 到底人に見せられるものじゃないレベルの画力なのは変わらずです。

完成品にたどり着くまでは恥ずかしいという感情が強くなりすぎて がんばってはいるけど誰にも評価されない状態なので成長しているかわかりにくいため モチベが保てず挫折して自分はだめなやつなんだと思いこんでしまいます。

努力しているところを見られるのがすごく恥ずかしいという感情はそのままなので 無意識のうちに努力するという行為を遠ざけてしまうようになってしまいます。

これはプログラミングとかにも結構同じことが言えます。

作ってみたはいいが、もう既にこれ以上のものが沢山あふれかえってるから 表に出す必要はないだろうって感じでどんどん作るモチベが下がってきて嫌になる。

どうせなら理想は高くいきたいところですが、実力がないうちは やりたいことへのモチベ低下につながるので危険です。

目標は過去の自分を越えることにするべき

ちょっと「やりたいこと」とは外れちゃいますが、やりたいことを見つけた後の話しです。

努力のコツとしては「過去の自分より少し強くなる」が基本だと思っています。

強い人と比べたらいつまで経っても勝ちを味わえないからですね。

コイツには最初勝てたから慢心してたらたどり着けない領域にまで追い抜かれてしまった。

ドラゴンボールZで言えばヤムチャなんかがいい例ですね。 (無印時代の幼少悟空といい勝負ではありましたがそういえば勝ったことって有りましたっけ……?)

私も最近は1日前の自分より強くなるを目標に生きています。

そう始めてから圧倒的に成長を感じますしなによりモチベ維持力が段違いです。

なんでもそうですが、人間って勝つことがすごい好きなんですよね。

だからザコ狩りに楽しみを見出す人がでてくるわけです。

ザコ狩りって印象は悪いのですが、逆の捉え方をするとその行為を楽しんでいるわけですよね。

そして楽しいからずっと続けるわけです。

ザコ狩りが好きな人はある意味モチベ維持の達人です。

そしてザコ狩りでも続けていると経験値は必ず溜まっていくので何もしていない人より成長します。

ドラクエで言えば延々とスライム狩りをしている感じですかね。

ゲームの場合は強敵を倒すためにザコ狩りをしてレベルをあげますよね?

これって実は現実も同じなんですよ。

何かを達成するために弱いものを狩り続ける。

流石に現実ではスライムを倒して~なんて出来ないので その代わりに過去の自分を倒しましょう。

たとえば昨日の自分であれば何をしてきたのか自分が一番良く知ってますし、 攻略法も知ってます。能力はほぼ同等ですね。

ですが今日の自分は努力もせずに昨日の自分の能力を身に着けているので圧倒的に有利です。

これを続けていけば勝率8割ぐらいは維持できますよ。

ずっと自分と戦っていると飽きるので、時々ボスを倒しに行きましょう。

そして圧倒的に負けてまた過去の自分を狩り続ける作業をすると成長します。

努力するのが恥ずかしい人でも、過去の自分を狩りまくってるのは 自分にしかわかりませんので恥ずかしがる必要もないです。

そして時々過去の自分に負けることもあります。

だから勝率8割なんですよね。

過去の自分すげぇ!ってなったことがある人は結構いるんです。

極端な例えですが、若い時に偉業を成し遂げた自分ですね。

オジサンがよく言う「昔はすごかったんだぞ」がまさに過去の自分に負けてるわけです(笑)