好きなことと対極の位置にあるものを趣味にしよう

好きなことだけやっていくというのは意外と難しいものです。

やりたくないことにふれると嫌な気分になってしまうでしょう。

しかしその対極の存在こそが自分に足りていないものだったりします。

あちらを立てればこちらが立たず。

例えばわかりやすい例でいうとエンジニアと営業マンでしょうか。

営業マンはエンジニアとしてのスキルがないので営業をします。

エンジニアは営業が苦手なので営業マンに任せて開発に注力します。

エンジニアが営業力を持ってたり、営業マンがエンジニアとしてのスキルを持っていれば 一人で十分戦っていけるわけですね。

人には適正というものがあって、お互いを支え合うからこそ人なんですね。

だからこそ人間社会には会社という枠組みが必要になってきます。

ですがフリーランスになって一人で活動すると基本的にすべて自分でやらなければいけません。

そして足りていないけど欲しいスキルというのは、大抵対極に存在しています。

エンジニアを職業にして趣味を営業にすればフリーランスとして最強じゃないでしょうか?

営業を趣味というのは、相手が人になってしまうためちょっと難易度が高いと思うので もうちょっと一人で完結できるような話にしましょう。

好きなものごとに関連する対極の存在を受け入れる

好きな物事に対極するものが、すべて自分に利益をもたらすものとは限らないこともあります。

無駄ではないと思いますが、好きな物事をブーストするためにやることなので 出来れば対極の位置にして覚えると好きな物事をグレードアップすることが大切になります。

もちろん、外注する財力が十二分にあれば好きな物事に集中しても構いませんが 外注していることを自分の力にすると新たな見方ができるようになったりするので 外注する際にここを注意して欲しいと具体的に言えるようになりますから、 外注される側も楽になるので完成品を渡されたときに気に入らないという状況がかなり減ります。

会社同士だと逆に相手が中途半端に知識を持ってるからごまかしが効かない、 という面倒くさい状況になったりしますが、 それは楽して騙して稼ぎたいという考えから起こり得る状況ですね。

私の務めていた会社でもよくありました。

技術的なことをあまり知らないで丸投げしてくれるところだと 一部ごまかしてそれなりに見えたらOKという感じです。

ですが相手さんのところに技術者がいた場合、チェックが入るので てきとうにやってしまうとかならずNGを食らって無駄に時間を食います。

私も技術者のはしくれなので、会社のこういったテキトーさにちょっと嫌気がさしてました。

エンジニアは結構プライドが高いので、技術を蔑ろにされるのって好きじゃないんですよね。

でも上の命令なので従うしかなくて、あとからテキトーにやってたのがバレて 結局エンジニアがそのケツを拭かなきゃいけないという状況がめちゃくちゃ多かったです。

当時エンジニアのリーダーとして働いてた人のことを元上司に尋ねたらやっぱり退職してました(笑)

外注したくなるようなことをスキルとして身に着けよう

話を戻しますと、自分のものを強化するために外注する対象こそが身につけるスキルだと思っています。

大掛かりな機械や多額の金額を使うようなものじゃなければ、 基本的に個人でなんとか習得できる範囲なものが多いと思いますね。

ここからは実例を紹介していこうかなと思います。

例1:ゲーム制作とイラスト

1つ目の例はゲーム制作とイラストについてです。

ゲーム制作は総合芸術ともいわれていまして、イラストが対極の存在なのか?と言われると難しい所でもあります。

ゲーム制作はスキルが円状になっている感じがしますね。

プロデューサーが中心に居て周りにデザイナーやイラストレーター、サウンド・プログラム・ライター等

ゲーム制作のプロデューサーて今では指示メインになっていますが、 もともとはプログラマだったりすることが多いんですよね。

プログラマは一人でも文字を使ってゲームを作ることができるので ある意味隣接している物事だと思っています。

そこに何を足したらそのゲームがより魅力的になるかと簡単に言えば

  • ゲームを盛り上げるためのサウンド
  • 見た目で引きつけるイラスト
  • 奥深いシナリオ

重要度順に並べるとこんな感じですね。

もちろん細分化すればサウンドでも効果音だったり環境音だったり色々ありますが キリがないので大まかにしていきます。

逆に言うと見た目がしょぼくてもゲームの作りがしっかりしていて いい感じの音楽があればもうゲームとして成立します。

逆に音楽がなくて絵がいいだけだとクソゲーになりやすいです。

感動するような超大作を無音でプレイしてもらうとよくわかります。

いかにグラフィックが良くても感動は7割減ぐらいしますよ。

音楽はハードルが高すぎる

ですがサウンドを趣味にしようとするとめちゃくちゃハードルが高いんですよね。

小さい頃にちょっとでも音楽を学校の勉強以外で学んでたりするとかなりハードルは下げられますが そうでない場合の人が多いと思うので音楽に手を出すのはメインですすめるぐらいの勢いが無いと厳しいと思います。

絵はちょっとパースが狂っていたりしても意外とこういう絵なんだって受け入れられてきますが、 音楽の場合はパースが狂ってる、つまり不協和音になってしまった場合もう不快でしかないんですよね。

ゲームによっては不協和音を使って不安を煽るテクニックもありますが、 あれはピカソと同じで元がすごく上手だからこそできるテクニックです。

ドラクエの不穏な曲とかがまさにそのタイプです。

さすが、すぎやまこういち先生ですね。

以上のことから音楽って感覚の部分よりも理論的な部分が強い感じがします。

でも理論的な部分が強いということは、AIの得意分野でもあるということです。

最近AIで音楽を自動生成したり絵を自動生成したりする物が出てきていますが、 どちらもすごく素晴らしい出来なのですが、絵と音楽だと音楽のほうが完成度が高く感じられます。

プログラミングをかじっていたらすぐ理解できるのですが、 音楽は言わば音階を数値で表したりできますので、理論にそって数字を打っていけば 不協和音をAIでも防ぐことは可能です。

強弱の付け方なんかもそれこそ数値で表せますからね。

イコール、デジタルでもそれなりに聴ける音楽ができあがるわけです。

実は音楽を作るためのスクリプト言語というものもあったりもします。

詳しくは「MML」でググってもらうと良いです。

対して絵に関してはプログラミング的に言うとX座標とY座標に点を打つ行為になりますので 音楽に比べると正解にたどり着くまでの間隔がめちゃくちゃ幅広いわけです。

ってことで私は絵の方を選びました。

本音は音楽を作りたいのですが、機材が高かったり 音楽に関しては個人的には作る側よりも楽しむ側で居たいという気持ちもあります。

もちろんmidi機材とかを買って挑戦したことはあります。

ある程度の音楽ぐらいは作れるようになりたいなと思ってたので。

プログラミングができる場合、手を出すならイラストか文章

私はこうしてブログの文章とかも書いているので、 どちらかというとキーボードを叩くよりはペンを握って新鮮な気分になりたいという気持ちもあって イラストの勉強を2021年からはじめています。

過去に何度か絵にチャレンジしてたり、姉がイラストレーターをめざしてたこともあったり 妻が現役のフリーのイラストレーターだったりもするのでイラスト関連に関わりが強い人生です。

小学校の頃は絵の具で佳作を受賞したりとかもして恐らく0からスタートする人よりもアドバンテージがあるな って体感はあったのでイラストの方面のスキルを伸ばしています。

もちろんストーリーを考えるのも好きなので気が向いたら文章も書いています。

絵と文章って真似てもオリジナリティが出ていい味がでるんですが、 音楽の場合真似るとその音楽にしかならないですし、ちょっと道が外れると不協和音になって聴けたもんじゃないのです。

もちろん続けていれば音楽も似たようなのでもオリジナリティを出せますが、 やはり一般的に見て絵・文章と比べるとハードルがかなり高いように思えます。

0からプロの音楽家orイラストレーターを目指すとなった場合、 恐らく7割り以上は音楽家の方が難しいと言うと思います。

時間があればすべてを試そう

私は音楽も絵も文章も全部かじったことがあります。

その上で絵を選んだので、なにもやらずに1つに決めるよりは 一回すべて体験してみて自分にあうものを選択するのがベストだと思います。

例2:リアルの物作りとECサイト構築&運用

例2は実用的な話になります。

これも営業とエンジニアの話に似てるのですが、 モノづくりをする人は営業が得意でなかったりするわけです。

でも作ったものが売れないと食ってもいけないし好きなモノづくりも続けられなくなります。

なのでどうあがいても売らないと話にならないので、 クリエイターはしぶしぶ自分のECサイトを立ち上げて商品を並べていくわけですが 知識がないので苦戦したり無駄にお金をかけたりしてしまいます。

だからこそ、対極の位置にあるECサイトの運用と構築を趣味として覚えてしまえば 本来やりたいモノづくりを強化していけるようになります。

現在私が講師を務めさせてもらっている生徒さんはリアルの店舗を運用していて そのお店の商品をECサイトを通して売りたいのでECサイトの作り方を覚えたいと奮闘しています。

もちろん外注してもいいけど、あえて自分で覚えて作りたいという考えがとても素晴らしいですね。

特にやりたいことがない人は動画投稿者になろう

最後の例は一番ホットな例です。

動画投稿者って基本的に自分で動画を作って編集して投稿していると思います。

動画を1つのコンテンツとして仕上げるのって思っている以上に難しいんです。

企画も考えないといけないし編集で見やすくカットしないといけませんし、 動画サイトによってエンコードを変えたりビットレートを変えたり、 画面比率を気にしたり音量を気にしたり画質を気にしたりめちゃくちゃやることが多く 更に動画ファイルそのものの知識も必要になってきます。

お金を持っている人は撮影以外はすべて外注にしている人も多いぐらいです。

なので特にやりたいこともない人は動画投稿者になってみることをおすすめします。

今はニコニコ動画やyoutubeなんかで手軽に動画投稿ができる時代なので、 0からクリエイターを目指すのであれば恐らく一番手軽でなおかつ いろんなスキルが身につく行為だと思うんですよね。

もし動画撮影のセンスがなくて編集はめちゃくちゃ楽しいってなった場合、 恐らくその逆の人もいるのでその人と協力するのもいいですし、 動画編集者を探している人のもとに行ってお金を稼ぎながら編集のスキルを身につけることもできます。

私もそのうち講座動画を作ることを計画しています。

過去に何度か動画投稿をしたことがありますし、仕事で映像の編集とかもしたりしてたので すべて1から自分で完結できるスキルはある程度身に付いているのでハードルはかなり低いです。

ということで、動画投稿は対極に位置するものごともまとめて習得することができるのでオススメです!

気付けば立派なyoutuberになってそれだけで生きていけるかもしれません。

今はそういう時代です。

もうだいぶ開拓されてますが、それでも正直クオリティの低い動画投稿者が多いので TVレベルの編集ができるようになったら一気に中堅レベルの動画投稿者になれる可能性も秘めています。

コロナ禍も相まって動画の需要というのもめちゃくちゃ伸びているわけですから ある意味ネットワークを通して商売するクリエイターには不幸中の幸いって感じでしょうか。

もちろん、早くコロナは収束してほしいですけどね。

暗い話題が多い中、足を引っ張り合うのではなくて明るくできる部分は明るくしたほうが良いと思っています。