ゲームクリエイターになりたい学生がやっておくべきこと
Tere! なおキーヌです。
小中学生の将来なりたいランキングに、ゲームクリエイターが結構上位に入っているようですね。
久々にゲーム業界も盛り上がってきている中、自分もこんなゲーム作ってみたい!
と思う未来のゲームクリエイターが誕生するのも当然のことです。
私も小中学生の頃ゲームを作る仕事がしたいと考えていましたが、現実はそう人生は甘くないということでした。
今はシステムエンジニアをやっていますが、もっと頑張れば良かったなと思いつつも 未だにゲームクリエイターになる夢は捨てきれず、33歳になって再びゲームクリエイターを目指し始めました。
小・中学生でゲームクリエイターになりたいキミたち!
ちゃんと続けることが出来ればゲームクリエイターにはなれます!
周りの大人や友人がムリと言っても続けられる勇気さえ持てばゲームクリエイターになれるんです!
しかし出鼻をくじくようですが、ゲームクリエイターへの道は思ったより険しいと思ってください。
今回は未来のゲームクリエイターが将来ゲームを作る人間になるためにやるべきことを紹介します。
プログラミングを覚えよう
プログラミングは人生を楽にしてくれます。
世の中にはゲームを作るソフト(ツクールなど)がたくさんありますが、 できればプログラミングメインに覚えて欲しいです。
というのも、ソフトでゲームを作るタイプのものはそのソフトの知識が溜まっていくだけで 根本的なスキルを高めることは難しいです。
プログラミングができるようになれば、最悪ゲームクリエイターとして挫折して 辛い現実に戻ってしまったとしてもIT系エンジニアとして仕事することができるからです。
ゲーム以外の仕事にも活用できて、ゲームを作るのにも使えるプログラミング。
これは覚えないという理由はないですよね。
プログラミングなんてやったことないからどうすればいいかわからない!
って人にオススメしたいのが、ニンテンドーSwitchで発売されている
プチコン4というプログラミングをすることができるソフトです。
お店には売ってないダウンロード専用ソフトなのでネット接続が必須ですが、 2500円でゲームを作る&プログラミングを勉強する環境がいきなり整います!
プログラミングはパソコンでやるものですが、プログラミングをするまでに 結構大変な「環境構築」というつまらない作業をしなければいけません。
プチコン4はゲーム感覚でプログラミングができますし、 元々ゲームを作るためのソフトなので絵とか音楽がかけなくても、 すでに用意されているのですぐにゲームが作れてしまいます。
プチコン4の会社のまわしものみたいになってますが、 元々プログラミングをやっていた私もプチコン4はかなりオススメできるほどです。
それでもプログラミング完全未経験の場合、何をしていいのかわからなくなりがちです。
実は私が超初心者向けに、プチコン4の講座を書いているので 興味があったら「継続の錬金術師」でプチコン4の講座をみてください。
簡単なゲームでいいから絶対に完成させよう
もしゲームを作ろうと思うなら、まずは完成を目標にしましょう。
というのも、壮大なRPGとかを作ろうとするとほぼ100%挫折します。
特にRPGは作ることが多すぎるため、ゲーム作り初心者には不向きです。
挫折してしまうとゲームを作るのが嫌いになってきてしまうので 最初はできる限り簡単なゲームを作ってみましょう。
RPGツクールでも、プチコン4でもとにかく1〜3日で作れるぐらいのボリュームにしてまずは完成させます。
そしてまだそのゲームを改良したいなとおもった機能を付け加えていきます。
もし飽きたら完成したところまで戻してそれを1つの作品として置いておきましょう。
それはあなたの「作った証」になります。
飽きたら次のゲームを作り始めればOKです。
それを繰り返すと、どんどんスキルが上がっていき難しいゲームも作れるようになります。
完成しなかった作品は、作品としてカウントされないのでとにかく完成させましょう。
Unityを覚えよう
RPGツクールやプチコン4でゲームクリエイターとして過ごすのもいいですが、 できればパソコンでプロが使っているソフトを使ってゲームを作れるようになるべきです。
その中でも一番とっつきやすいのが「Unity」です。
ゲーム好きなら名前ぐらいは聞いたことあるかもしれません。
Unityとはゲームを作るソフトです。
3Dゲームは本来作るのが難しいのですが、Unityを使えば簡単に作れるようなっています。
しかもプロも使っているので、学生の頃にUnityを覚えておくとゲーム会社への就職もしやすくなります。
もちろん2Dゲームも作れてしまいますし、ゲーム以外のものも作れてしまうんです。
私が勤めている会社ではUnityを使ってイルミネーションを制御したり、 プロジェクションマッピングをしたり様々な用途にUnityが使われています。
UnityはC#というプログラミング言語を使えるので、プログラミングを鍛えることもできます。
いろんなことができるUnityですが、最大の魅力は簡単に扱えることですね。
ゲーム制作ツールでゲームを作って次のステップにいくとき、 Unityを触ってみるのをオススメします。
Unityは参考書もいっぱい出ているので、初心者でも安心して覚えることができます。
簡単な英語を読めるようになっておこう
学校の勉強で一番集中して覚えた方がいいのは「英語」です。
もちろん、全教科大切です。
というのも私はどの教科も苦手で勉強が大嫌いだったのですが、 エンジニアになってからというものの英語と数学だけはちゃんとやっとけばよかったと後悔しています。
英語に関してはプログラミングをしていると自然と読むことになるので、 ある程度読めるようにはなりましたがやはり話すのは難しいです。
なので英語はしっかりと身につけておいた方がいいでしょう。
次点では数学です。
数学を勉強していると「これ将来つかわねーだろ」っていう勉強が続いて面白くないですね。
しかしプロッグラミングの世界に入ったら使います。
使わなくてもいけますが、数学を使えるようになるとすげぇことができるようになります。
なので学校の勉強はちゃんとやっておきましょう。
毎週1冊読書をしよう
読書は人生を豊かにします。
あれやらなきゃ!これやらなきゃ!ってなると本を読むのを後回しにしてしまいがちです。
本を読むことで知識を取り入れ、ゲームを作るときにも文章の書き方とかを学べますし なにより他人が時間をかけて学んだことを数千円払うだけで要点だけ学ぶことができます。
これの何が良いのかは大人になって時間を貴重に感じるようにならないとわかりづらいかもしれません。
それに小中学生からすると1000円でもおこづかいが一気に吹っ飛んでしまうので辛いですね。
オススメはブックオフで安売りしている本を買う。
もしくは図書館へ行って借りてくる。
読書をあまりしたことがない人はまず「自己啓発」というジャンルの本を読もう。
個人的にはホリエモンの出版してる本が読みやすくてオススメですね。
自己啓発のジャンルは1回読んだら後は大体同じようなことが書いてあるので、 読みやすい本を探してみるといいでしょう。
筋トレをしよう
普段運動しているなら大丈夫ですが、基本的に学校以外は家にずっといたり 友達の家に遊びに行ったりしている人は筋トレをしましょう。
ただ、若いときに筋トレしすぎると身長が止まってしまう恐れがあるので 程よい筋トレにすべきです。
オススメはスクワットとクランプ。
後は柔軟をやりましょう。
ムキムキになるつもりがないならこの3つを中心に毎日10分ぐらいやれば大丈夫です。
筋トレを毎日続けるコツはしんどくなったらやめる!
これは大人でも子供でも同じです。
1回に限界までやる筋トレを続けられる人は才能がありますが、 大抵の人は次の日の筋肉痛でなにもできなくなります。
辛くなったらやめるパターンの場合、そこまで辛い筋肉痛にはらないので毎日続けられます。
そして辛いと思ったら止めて違う運動をする。
これを繰り返すだけです。
早寝早起きを心がけよう
これは人間として生きる上で最も重要です。
学生のころは娯楽が多いので友達とネットゲームとかが楽しくてついつい夜更かししてしまいますが 寝不足になってしまうと次の日はしんどいし学校での授業も頭に入らないし、 その日何もやる気が起きなくなって1日を無駄にしてしまいます。
早起きすると生産性もアップして毎日の積み上げを作ることができます。
これも大人になって時間が全然足りなくなると早起きの偉大さが分かってきます。
早寝早起きも毎日の積み重ねの1つです。
むしろ全てにおいての土台になります。
一度騙されたと思って1週間早寝早起きを続けてみてください。
1人で全部作りたいなら娯楽をすべてゲーム作りにつぎ込もう
若いころは楽しいことも多いので、娯楽に誘惑されて時間を浪費してしまいます。
それも青春の1ページとしていい思い出になるのですが、結局大人になったら やらなきゃいけないことが多いので若いうちに制作スキルを高めておくのがいいでしょう。
若い時の苦労は買ってでもしろ
と決まり文句のように言う人がいますが、あれは本当です。
本当ですが、それだけ言って何も助言しないのは大人の悪い所です。
私なら具体的に若い時に苦労しないと今の私のようになるぞと言えます。
10代、遅くても20代のうちに誇れるスキルを身に付けておきましょう。
30代からでも遅くはないですが、後悔が強すぎてつらくなります。
私のようになる前に行動してほしい
ここからは少し自分語りになってしまいますが、 未来のゲームクリエイター達に読んでもらって過去の私のようになる前に行動してほしいです。
私のプロフィールにも書いてるのですが、私の小学生の夢は「ゲームプログラマー」でした。
ゲーム「プログラマー」といいつつ当時は小学生だったので言葉を知らなかっただけで、 本当になりたいのはゲーム「クリエイター」。
当時はプレステ1全盛期で今でもシリーズが続く名作が沢山登場した時代で、 面白いゲームを体験するごとに、自分もこんなゲームを作ってみたいと思ったものです。
ですが当時の私は家庭の事情で人生に色々絶望していたので、 当然先のことを考えて動く知識も気力もありませんでした。
気付けば中学を卒業してから底辺工業高校に受かったにもかかわらず。 とある事情で1年間引きこもってネットゲームに明け暮れていました。
1年経ったころにさすがにこのままじゃイカンなと我に返り定時制高校に通い高卒の資格を得ました。
そこからは何となく生きるためだけに過ごし、自堕落な生活を送って 小学生のころに掲げていた「ゲームを作る人になる」という夢なんて忘れていました。
しかし「何かを作る」ということは私の本能なのか頭の中で設定だけは考えたり、 作ることへの情熱は小さいながらもずっと持っていました。
お陰で今はプログラミングもできますし、デザインも3Dモデリングも 色々な制作スキルを得ました。
でも10代の頃、20代の頃にもっとやっておけばもっと伸びてたかもしれません。
しかし後悔しても意味が無いので、とにかく積み上げます。
これを見ている10代・20代の方は今からでもいいので毎日積み上げましょう。
積み上げなければ、社会の歯車の一部となって過ごすことになります。
折角の自分の人生なのですから、歯車じゃなくて主役になって生きましょう。