30代は若い思考を取り入れる恐怖を捨てよう

歳をとってくるとどんどん思考が固くなってしまいます。

昔は年功序列という考え方が強くて、今もなおその悪しき習慣が残っています。

というのも一番そういう影響を受けて育ってきた世代が、 今の40代~60代という人たちなわけです。

私達30代もかなり大きく年功序列の影響を受けて育っています。

ただ、30代を境目に20代はそういう思考はかなり無くなってきています。

年齢だけで勝った気になって偉そうにしている時代は終わりました。

アナログ世代とデジタル世代の間で育った私達30代こそが、悪しき習慣を止める起点になるべきです。

変化を受け入れないと老害化する

しかし意外と30代の思考もだんだんと固まってきているため、 なかなか若い世代の趣向や考え方を受け入れるのが難しくなってきています。

まさに私はその感覚がすごく強く、というか昔から若い人がはしゃぐノリに反する 天の邪鬼だったのも原因の一つですがそれは言い訳に過ぎません。

頭の何処かでは若い世代を受け入れたと思ってるのですが、 受け入れたくないという気持ちもありそちらの気持ちの方が強くなってしまいます。

でもそれだと古い人間と同じになってしまうわけですよね。

どっちかというとそっちのほうが嫌です。

なぜかというと排他的、つまり新しい考えを取り入れない排除する人間に未来はないわけで あるのは保守だけというつまらない人生です。

確かに確立したものを壊したくない・守っていくというのは大事な考えではありますが そればかりにとらわれていては進化はできませんし幾ら状態の良いものでもいずれは老朽化します。

なので私はできる限り若い人の流行り・趣向・考え方等を柔軟に取り入れる人生にしようとしています。

すべてを受け入れる必要はない

若い人の行動や考え方をすべて受け入れてしまう必要はありません。

さっきと言っていることと違うじゃないか!って思うかもしれませんが、 若者の考えが100%正しいことではないというのは、 それこそ年上の私達が誰よりもよく知ってるはずです。

正しいものはしっかりと受け入れ、明らかに間違っているものはちゃんと指摘する。

なんでもそうですが、すべてを受け入れる・すべてを拒むという 脳死行動が一番やっちゃいけない生き方です。

あとは何度調べても学んでも理解できない……

っていう若者の行動や考え方は必ず出てきます。

娯楽関連の流行りとかがまさにそんな感じですね。

それは世代が変われば当たり前の現象ですし、受け入れたところで特にメリットもない場合は 別に無理して受け入れる必要はありません。

例えばTiktokで流行ってるからといってわざわざ理解する必要もないですし、 若者を理解するのに必死になって自分自身を見失わないようにしましょう。

否定から入らない生き方をしよう

先程は若者のすべてを理解する必要はないと言いましたが、 その際にやっちゃいけないことといえば

「否定から入る」

ことですね。

これをやってしまっては若者どころかどの世代でもいい気分にはなりません。

貴方の周りにもなにか話題を出して感想を言い合いたいだけなのに 必ず「いや、それは違うんだけど~」って否定から入る人いませんか?

最近はわかりませんが、過去だと2ch(今は5ch)に毒された人…… つまりネットだけで情報を得てあまりリアルでコミュニケーションを取らない人は この「否定から入る」という会話をしがちです。

実はこれって頭が硬い人の特徴で さらに年齢を重ねるに連れ起こりやすい現象だなと思っています。

もちろん全員が全員じゃないと思いますが、私が関わってきた年上の方々は 殆どの人がこういった「否定から入る」というやり方で会話してきます。

ただ、営業さんなんかはコミュニケーション力がめちゃくちゃ高いのか ちゃんとその人の考えを受け入れてから自分の意見を述べてくれる人が多く感じました。

統計をとってるわけじゃないのであくまで私の生きてきた範囲での考えですが(笑)

否定から入るということは相手からすると、自分の考えを受け入れてくれない人なんだな って感じてしまうのでそこで関係に亀裂が入ってしまう可能性が高いです。

これに関しては若い世代の考えを受け入れるとかはあんまり関係ないですが、 前提条件として「話を否定から入る」という癖がある人は若者を受け入れない人の特徴でもあるため 自覚のある人は気をつけて生きましょう。

若い人のエキスを吸う生き方

ここからは完全に私の若い世代に対しての接し方です。

私は何度も言ってる通り天の邪鬼で他人と同じことが嫌な面倒くさい人間です。

これからも言い続けます(笑)

そんな私が若者の考えをただ受け入れているわけではないというのは、 簡単に想像がつくかと思います。

お題にもある通り、若い人の考えを取り入れつつ 若い人のエキスを吸うことによって成長させてもらっています。

もちろん物理的にエキスを吸うという意味ではなく(当たり前) 自分たちには凝り固まって出来ない発想を若い人は柔軟にやってのけます。

その時代に生き残ることができるのは時代に適用した者のみです。

これは地球が出来てから普遍の事実でもあります。

時代に取り残されたものは滅びる運命というのは、小学生でも理解できることです。

なので歳を食った人間はその時代を生き残るために、 自然と身についている若者の行動や考え方を吸収させてもらって 自分なりに再構築して利用するという生き方を私はできる限り行っています。

年齢を積み重ねた人間は、若い人間の思考を真似て取り入れていけば 若い人より経験値というアドバンテージがあるため柔軟な動き方ができるようになります。

積み重ねた年齢による強さは、自分の理解できないものを弾圧する力につかうのではなく 自分を高めるための力として使いましょう。

30代が20代を利用して成長する方法

年齢は差がつくほど理解が出来ない生き方として認識してしまいがちです。

ちょっと考えたら当たり前のことですよね。

10年差が開くと結構理解しづらい状況になってしまうのですから 20年も差が開くと更に理解できない状況になります。

なので35歳であればそこから多くても-10歳までぐらいの人の考え方を吸収するほうが良いでしょう。

あまり離れた考え方は幼稚すぎるので実りはほぼ有りません。

もちろん、将棋界で有名なあの藤井聡太くんや、 10代にいる天才の子らからはもちろん吸収対象として大丈夫です。

私達凡人が若い天才に勝てるのって年齢ぐらいのもんですから(笑)

そういう天才たちは規格外なのでちょっと横において考えましょう。

話を戻しますと、自分よりちょっとしたの若い世代の考え方というのは そんなに自分と差が無い考え方をしますがそれでも若い思考というのはとても優秀で 学ぶべきところがめちゃくちゃ多いです。

私は最近20代の子らと話す機会が増えてきているので、 いろんな考え方や感情などを引き出せるように話すように心がけています。

中には教える体で会話を開始することがあるので、 その際には少し説教臭くなってしまうので毎回反省しています。

説教臭くなってしまうと、相手は萎縮して自分の意見をあまり出さなくなってしまいます。

だからこその反省ですね。

もちろん我が強い子はそれでも自分の意券を出してくれるので そういった子だとあまり説教に対する罪悪感はないです(笑)

基本はおとなしめの人に何かを教えることが多いので 最近はそういう状況になったらかなり気をつけて接してます。

私の貴重な時間を使うわけですからね。 教えるだけじゃなくて若い考え方を色々学ばせてもらうためにも 最近は人と話すことがかなり増えました。

おかげでコミュ障な部分もだいぶ改善されて仕事にもいい方向に活用できています。

ただ、人と1時間はなすと8時間労働した気分になるのは いつまで断っても変わらないようですが……(苦笑)

なのでこうやって20代を活用して自分自身の未熟な部分や 自分にはない発想を取り込んで私自身を育てていっています。

もちろん、上の世代から吸収できることも多いのを忘れずに。

以上のことから若い人を拒まずに受け入れていく成長法は 年を食ってから効率よく成長する裏技とも言えます。

意外とこの成長方法をできる人って居ないんですよね。

私はこの方法でまだまだ成長していきます。