時間を無駄にしてしまっても自分を責めずに許してあげよう

何かを頑張り始めたときに一時的に意識が高くなるので、 頑張ってる自分とダメな自分が存在することになります。

頑張ってる自分は、自分の今までの無駄な行動や、気が緩んだときの行動について許せなくなります。

一方ダメな自分はとても怠惰なのでスキあらばサボろうとします。

頑張っている自分はまだまだ生まれたばかりなのでとても活動時間が短いので、 ダメな自分はそのスキを見つけてココぞとばかりにサボりはじめます。

そしてダメな自分がサボりタイムを満喫し終えると、 頑張ってる自分が目を覚まし、ダメな自分の記録を見返して

「なんて無駄な時間を使ってるんだ!そんなことするぐらいなら勉強しろ!」

ってダメな自分を罵倒して責めまくります。

ダメな自分は無駄な時間なんて思っていないので叱られるとその場は反省しますが、 時間が経つとその反動から更にサボろうと計画立ててしまいます。

これを繰り返していると頑張ってる自分は

「もういいや……」ってなってしまい頑張るのを辞めてダメな自分に取り込まれ 一緒にサボるようになってしまいます。

──と、こんな感じになにかに向けて頑張り始めた人は 頑張っている自分に加担してダメな自分を追い詰めてしまい 最終的にはダメな自分のサボり力が強くなりどうしようもなくなってしまいます。

頑張っている自分を強くするためには、ダメな自分を上手く付き合っていく必要があります。

そしてタイトルにもあるように、時間を無駄にしてしまうダメな自分を叱るのではなくて それは頑張っていくために必要なことだったんだって許して上げる必要があります。

制御しづらい時間は必ず出てくる

会社員をやっていると仕事中はあんまり自分のことができませんし、 終わった後は疲れているので、頑張っている自分がすでに寝てしまって ダメな自分が活動してくると思います。

いくらフリーランスで自由に仕事をしていても、基本受託をやっていると疲れもストレスも溜まります。

なので仕事をしているのであれば気をつけていても、 必ずどこかでダラダラしてしまう時間が出てきてしまうわけです。

これをストイックに制御できる人は本当の才能の持ち主なのですが、 私含め基本が怠惰な人間は、振り返ると無駄だったなと思う時間が必ず発生します。

継続していると必ずこの感覚を味わうので「自分はダメだな」って思ってしまいます。

これが冒頭で言った頑張っている自分がダメな自分に対して言い放つ罵倒です。

ダメな自分を責めるとモチベーションダウンの原因となる

振り返って冷静になって正そうとしているのに なんでこの振り返りがモチベーションを下げる原因になってしまうの?

と思うかもしれません。

1回目の振り返りで完全に正せて以降絶対に「自分はダメだな」と思うことがない人は 問題ないのですが、9割ぐらいの人はこの行為を毎回繰り返します。

その度に「自分はダメだな」という自分に対して虐待を定期的に行うことになります。

言ってしまえば別に失敗はしてないのに、毎回仕事で最も効率良く動けなかっただけで 文句を言ってくるパワハラ上司と同じ状態になってるわけです。

いわゆるブラック企業的な教育ないし昭和的な教育法ってやつですね。

現状に満足せず常に上を目指せというのは大切ではあるのですが、 オリンピックとか1位を取らないと意味がないみたいなものを目指していない限り、 そこまで自分を追い込まなくてもいいわけです。

なので私は無駄な時間を過ごしてしまったときは反省はしますが、 「自分は駄目だな」と絶対に思わないようにしています。

自分自身を責め立てて満足するのではなくて何で無駄だったのか。 なぜその無駄行為に至ったのかを分析する事が重要になります。

1回うつ病とかに掛かったりしてしまった人は失敗すると自分を必ず卑下してしまうので ダメダメループを自分で作ってしまうわけです。

ダメなときは思い切って遊んでみる

私はココ最近ゲームとかもやらないで成長することに時間を費やすようになったのですが やはりどうしても元々怠惰な人間なだけあって頑張り続けるのは難しいです。

その時はもういっそのこと1日無駄にする勢いでゲームを開始します。

私はゲームが好きなのでゲームをやるのですが、 自分が楽しい娯楽であればなんでもいいかなと思います。

【荒業】思いっきり遊ぶと罪悪感が湧く

最後に私のやる気アップの秘密の一つをご紹介します。

これは人によっては頑張るのを辞めてしまう諸刃の剣なので 自分に合ってなさそうだなって感じたらやらないほうがいいです。

ダメな自分が頑張っている自分を縛り付けて悠々自適に遊びまくることで 頑張っている自分をめちゃくちゃ追い込むという結構強引な方法です(笑)

私は年齢的なものもあってゲームばっかりしてると

「やべぇ……まじでそろそろスキルアップに励まないと」

って気持ちになってきます。

この気持ちを極限まで高めるとゲームをしていることによる創作意欲が溢れかえってくることと 貴重な時間を成長に使えていないという現実に蝕まれてきてめちゃくちゃ焦ってきます。

そして自分を高めようとゲームを辞めた途端、ゲームをやったという欲が満たされたのもあり めちゃくちゃ冷静になることができ、モチベが一気に回復した状態になりスキルアップに励み直すことができるようになります。

こうすることで下がりきったモチベーションを無理矢理あげてしまおうという 荒治療的な手法です。

私は追い込まれると強くなるタイプなので、こういう手法が意外と効きます。

少し余談を交えると、ジョジョネタになるので見てない人には申し訳ないのですが、 2部のエシディシ戦でエシディシが大泣きして冷静な自分を取り戻すというシーンがあります。

感情を一気に高ぶらせて発散してスッキリするという手法は 20代半ばぐらいに初めてジョジョを読んで6部まで一気読みして このエシディシの大泣きシーンはかなり記憶に残ってるシーンです。

これを私に置き換えると遊びたい欲を一気に満たすことで発散し、 一気に冷静になりスキルアップの時間を濃密に過ごせるようになります。

以上のことから、ダメな時間を切り詰めることというのは不可能です。

なので上手く付き合って少しずつ頑張ってる自分を成長させて ダメな自分より強くしていくしかないわけですね。

会社と同じでダメな上司と優秀な新入社員みたいな関係で どんなに優秀だろうが上司には勝てないといった感じです。

しかし優秀なら時間をかければダメな上司を追い越すことは可能というわけです。

上司にダメなところを指摘をしようものなら、大抵の人は想像の中で反発されることを予想できると思います。

そしてパワハラで出る杭打たれるみたいな状況にされかねません。

これと全く同じでダメな自分にダメ出しすると反発して 頑張る自分をへし折ろうと抵抗してきます。

ってことでダメな自分を許して手玉にとって頑張っている自分が ダメな自分より上だって言うことを時間をかけて証明していくほかありません。

疲れたときやダメに感じたときは頑張っている自分を休ませて ダメな自分を思いっきり遊ばせてください。