捨てる勇気を実践してみた結果

捨てる勇気って書籍ありましたね。

まぁ、読んではないんですが……

状況は人によっては違うので、自分なりの捨てる勇気を持って行動してみるだけですね。

なので本は別に読まなくてもいいと思います。

私は結構モノも環境も捨てられないタイプの人間でした。

そんな私も捨てる勇気を持ってみた結果、色んなものが手に入りました。

今回は私が何を捨てて、何を手に入れて、何がよかったのか・悪かったのかご紹介します。

捨てる勇気が持てないって人は参考の1つにしてもらえると幸いです。

正社員という安定を捨てたらフリーランスになれた

やはりいちばん大きいのは正社員からフリーランスになって、 働く環境が90度ぐらい変わったことですね。

このご時世、5年続けていてなおかつ低い方だけど 一応役職を持ってシステム管理者という安定なポジションを掴んでいて手放すなんて 相当追い詰められないとできないんじゃないかなと思います。

やめる方が面倒くさいし、後のこと考えると不安……ってなるのが普通の人だと思います。

子供はいませんが一応結婚して妻を養っているので守るものもあると人間は動きづらくなります。

なぜ辞めたのかというと、やはり精神的に追い詰められていたからですね。

これ以上精神的にやられたら仕事を続けることができなくなりますし、 妻を養っていくどころか自分すら養えない状況が一番怖かったです。

いじめられていたとかそういうのは一切なく、 むしろ居てくれないと困るっていう人が多くて必要とされたい欲求は十二分に満たせていました。

満たされすぎていたからこそ、疲れたのかもしれませんが……

正社員を捨てて手に入れたもの

箇条書きにすると以下になります。

正社員を捨てて、というよりもフリーランスになったことによって 手に入ったものが多いですね。

でも正社員を捨てないとフリーランスになれないと思うので 正社員を捨てて手に入れたものに統一しました。

  • 自由に働けるフリーランスになれた
  • 働くことの本当の意味を知ることができた
  • 会社員はいかに会社に守られているか知ることができた
  • 営業の重要さを体感した
  • 関係のない仕事をしなくて良くなった
  • 税金の仕組みや簿記・会計の知識が身に付いた
  • 電車通勤がなくなりストレスフリーになった
  • どうでもいい人との接触が皆無になった
  • より上位の技術を身につける気力が湧いた
  • イレギュラーが少ないので安定した生活習慣が手に入った
  • 自室なので気兼ねなくストレッチができるので体が軽くなった
  • 平日の昼間に買い出しをできるようになった
  • ずっと家にいるので家賃を払っている意味が大きくなった
  • 青色申告をすることで税金が少し安くなった
  • 勉強する時間が格段に増えた
  • 病気にかかりにくくなった
  • 服装にお金をかけなくなった
  • 妻と過ごす時間が増えた
  • 気分の落ちる頻度がかなり低くなった

考えれば考えるほど細かい手に入れたものが湧いてきますので一旦ここで止めます(笑)

このコロナ禍にマッチしたおかげもありますね。

とにかく一番なのはストレスが減ったことでしょうか。

ストレスが溜まると食べる量が増えたりだらける時間が増えたり 病気になりやすかったり気分がすぐ落ちたりダメな方向にしかいかなくなり、 有効に使える時間すら無駄にしてしまうのは誰もが判ると思います。

そこが無くなっただけでもかなり時間の余裕と精神的にも余裕が生まれ 難しい面倒くさい簿記や会計の知識を勉強したり、 普段の自分だと絶対やらないようなことを身に着けたりできるようになります。

正社員を捨てて失ったもの

捨てるということは失うということでもあります。

私は正社員を捨てて以下のものを失ったり、 マイナス方面の要素を手に入れました。

  • 毎月安定して入ってくるお金がなくなった
  • 通勤の運動量が減ったことにより太った
  • 税金が基本的に全額負担になった
  • 会社に属していないので社会的信用が減った

目立つのってこれぐらいでしょうか……

思った以上にないもんですね。

毎月安定して入ってくるお金がなくなった

フリーランスになってやはり一番の不安となるのはこれですね。

今の所正社員の頃と対して変わらない売上がでているので大丈夫ですが、 元々お金に困ってきた人生なのでこの不安はいつまで経っても消えません。

逆に正社員でもボーナスがでてなかったり役職を持っても 月給1000円しかあがらなかったりでどっちにしろお金の不安は消えなかったので そこまで不安に感じてはいないです。

むしろ職業柄2ヶ月で60万以上稼げたりすることが多いので 1ヶ月で一気にやってしまって残りの1ヶ月は自分の時間を過ごせるので 得たもののほうが多く感じます。

通勤の運動量が減ったことにより太った

通勤の運動なんてほとんど効果ないのかと思ったのですが、 それが0になると運動量は思った以上に落ちるみたいでちょっと太ってしまいました。

ただ、家で運動量を上げてしまえば済む話なので 最近は筋トレとストレッチの比率を上げてこのデメリットは解消しています。

税金が基本的に全額負担になった

会社が何割か負担してくれていた税金がなくなるのは仕方ないことですね。

日本の税金の高さをヒシヒシと実感しています。

ココに関しては会社員であるほうがよかったなと思いますね。

ただそれだけのために色々犠牲にするのはもったいなさすぎるんじゃないでしょうか。

会社に属していないので社会的信用が減った

元々親の持っていた借金とかで社会的信用なんて無いものなので 今更失ったところでなんにもダメージはないんですよね。

妻はクレジットカードを持っているので、どうしても必要になったときは力を借りようと思っています。

現金さえ稼いでしまえば意外とどうとでもなる状況です。

家にいることで要らないものがたくさん見えてきた

物理的な話なのですが、まだ一人暮らしをする前にかった3万ぐらいの一人ソファを買っていて ほとんど使ってないのにずっと持ったまま過ごしてきました。

座り心地はめちゃくちゃいいのですが、正直邪魔にしかなってなかったので捨てました。

捨てたことにより部屋の空間が生まれ、掃除もしやすくなりましたし 何より体を大きく広げられるので運動する気力も湧いてきました。

部屋の何割かを占めていたものがなくなると一気に空間が広く感じられるので、 気分もめちゃくちゃ変わりました。

おかげで家で運動する時間が増えてずっと辛かった腰痛もかなり改善しつつ 柔軟体操のストレスも広々とできるので気持ちよく続けられています。

1つ物を捨てることにより色んなものが手に入るというシンプルな図式が出来上がりました。

捨てる勇気を持つことって身近なもので結構確認できたりします。

まだまだ捨てる勇気が足りていない

漫画とか技術書とか、物理的な物がまだまだいっぱいあります。

未だに捨てられずにいるのですが、段々とどうでもよくなってきています。

技術書なんかは基本的に見ながら何かをやるのでまとめて電子書籍にしてもらったほうがよさそうですね。

10インチのタブレットも買ったのでもう物理本で見る必要というのがかなり減っています。

これを減らすだけでも押入れの空間がかなり広がりそうな予感がします。

空っぽにしないと新しいものは詰め込めない

捨てる勇気とは日本人にかなり欠けている気がしますね。

歴史を見る限り変化を嫌う人種でもあるんじゃないでしょうか。

鎖国を辞めたことによりいろんな新しいものが入ってきたように、 自分という国を開国することで様々な新しいものが入ってきます。

もちろん、考えもなしに捨てるというのは意味がありません。

しっかりと自分の意思で考えて取捨選択をしていきましょう。