ラズパイ4に安定版のnode.jsをインストールする
前回はSSHができるころまで初期設定を行いました。
SSHでの接続に関しては省いていますので、各自SSHクライアントを利用して 設定したIPに接続できるか試してみてください。
今回私はPuttyを使ってSSHログインしました。
もちろん特に問題がなければSSHを介さず、直接ラズパイを操作してもらっても大丈夫です。
今回はnode.jsのローカルサーバーを建てて開発できる環境を作ろうかなと思ってます。
というのも私が仕事でnode.jsを扱う案件が増えてきたのもあって VPSをレンタルしようかなとは思ったのですがラズパイもありますし、 ブログの記事も増やしたかったのもあってローカルサーバーを建てることにしました。
それでは早速node.jsを入れたいところではあるのですが、 aptでインストールすると恐らく古いバージョンのnodeとnpmがインストールされると思うんです。
なので今回はパッケージ管理ツールといってバージョンを切り替えられる 「n」というものを導入していきます。
まずはaptでnodeとnpmを入れる
nをインストールするためにnpmを使うのでとりあえずaptでnodeとnpmをインストールします。
sudo apt install nodejs npm -y
少し時間かかりますので何か別の作業でもしておくか予習しておいてください。
aptに関してですが、apt-getでも大丈夫です。
インストールが完了したら一応バージョン確認をしてみましょう。
node -v
v10,24.0
npm -v
5.8.0
案の定古いですね。
最新ではなくてもせめて安定版にしておきたいところです。
次はnpmを使ってグローバルに「n」をインストールします。
sudo npm install -g n
恐らくsudoを付けないとパーミッションエラーが出ます。
2021/02/27現時点でnのバージョンは7.0.2となっていました。
既存のnodeとnpmを完全削除
nをインストール出来たので既存のnodeとnpmを完全削除します。
sudo apt purge -y nodejs npm
purgeとはremoveでは消せない設定ファイルとかも一気に除外してくれるコマンドです。
apt remove --purge というコマンドもありますがどうやら効果はapt purge と同じようです。
詳しく知りたい方は各自ググってください。
nを利用して指定したバージョンのnodeを導入
古いnodeとnpmを排除できたのでnを使って指定のバージョンをインストールしましょう。
私はとりあえず公式の推奨版となっている「14.16.0」をインストールします。
お好みに合わせてバージョンを指定してください。
複数のバージョンをインストールして切り替えられるのでとりあえず 初めての人は推奨版をインストールしておけば大丈夫かと思います。
sudo n 14.16.0
インストールが終わると恐らくnode -vをしてもそんなものはないと怒られるので 再起動をかけるか環境変数のファイルを再読込すれば無事インストールの確認ができます。
node -v
v14.16.0
npm -v
6.14.11
これでnode.jsとnpmを推奨版にすることができました。
今回は短いですがここまでです。
次回は「ラズパイ4でNuxt.jsの入門をしてみる」になります。
AWSにubuntuserverのv20LTSでも導入完了:追記20210318
お仕事でAWSのEC2にubuntu serverを入れてnodeサーバーを建てる事になったので、 せっかくなので自分の書いた記事を検証してみたら問題なくいけてました。
ubuntuもDebian系なので問題なかったというわけです。
恐らくRedHat系でも当記事のaptの部分をyumに変えれば大丈夫かと思います。まだ試してませんが。