伸びない駆け出しエンジニアの共通点

2020年からフリーランスエンジニアとして活動しはじめました。

営業らしい営業も特にせず、直請けや受託など様々なお仕事をいただいて 2020年は見事黒字を達成することができました。

そんな私はいわゆる駆け出しエンジニアさん達が現在学んでいるようなことを 丁度10年前ぐらいからやっていたので、一応エンジニアと名のれるぐらいにはなりました。

10年もやってりゃダラダラと勉強しててもそれなりの力は身についているわけです。

そして今と10年前では環境も全然違うので、あまり昔のことを話しても参考にはならないは エンジニアじゃなくてもわかりきったことだと思います。

どっちかというと今の時代は過去10年かかってたことを ほんの2・3年で習得することができます(ちょっと誇張しすぎかも(笑))

言い過ぎだとしてもそれぐらい今はエンジニアになりやすい環境が整っています。

今回は「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」タグをみてて

「あ、この人は伸びないな」

「この人は伸びていく気がする」

「この人は絶対にフェードアウトする」

って人間観察的なことをしてみて伸びなさそうな人の共通点を見つけたのでまとめてみました。

結論だけ最初にリストアップしておくと

  • エンジニア風インフルエンサーに振り回されている
  • 駆け出しエンジニア系のタグを乱用している
  • 一切独学せずにプログラミングスクールにいこうとしてる
  • フォロー数がフォロワー数に比べて多すぎる
  • 目標がブレすぎている
  • プログラミング入門ばかりしている
  • SNS以外で発信していない

これらに該当していない数が多いほどエンジニアとして伸びると思ってます。

それでは伸びない原因に関して深堀してみてみましょう。

エンジニア風インフルエンサーに振り回されている

2018年ぐらいからやけに増えてきた「自称エンジニアのインフルエンサー」たち。

インフルエンサーは知恵は回るので、言ってることは最もだったりはしますが 現役のエンジニア視点からみるとハリボテの詐欺師としか見えていません。

現役のエンジニアって基本的に言葉にするのが下手だったりするわけです。

何も知らない人からしたら、愚痴愚痴言ってる現役エンジニアの言葉よりも 魅力的な言葉を並べているインフルエンサーの方に行ってしまうわけです。

めちゃくちゃ乱暴に言ってしまえば

インフルエンサー = 陽キャ | 現役エンジニア = 陰キャ

です(笑)

陽キャの周りに人が集まるのは自然の摂理とも言えますね。

と、ここからが本題です。

このように口が達者なエンジニアって数が少ないので、 口の達者なインフルエンサーが居たら駆け出しの人はそっちに注目してしまいます。

そりゃ小難しいことばっかり言ってるなんか排他的な現役エンジニアに比べたら、 みんなで伸びよう!って声をあげてるインフルエンサーのほうがキラキラしてて魅力的ですよね。

何の知識もない状態だと最初はインフルエンサーに触発されてもなんらもんだいはないのですが、 本気でエンジニアとして伸びる可能性の高い人は、直ぐにそのインフルエンサーが

「技術者としてはそこまでだな……」って気付けます。

いわゆるインフルエンサーの洗脳が解けた状態です。

ここで伸びない人はずっとインフルエンサーの洗脳に掛かったままで、 いつまでもインフルエンサーの言葉に感動して1年たっても何も成長していない人たちです。

私もフリーランスになる1年前に怠惰な自分を律するために インフルエンサーの言葉通りの行動を続けてみたら 実際に伸びてきてそのインフルエンサーがハリボテなんだなって気付けました。

なんならインフルエンサーのセミナーに出てその人から本音を聞き出しました(笑)

多分その人からすると私は洗脳しづらい邪魔な人間だったのかもしれません。

インフルエンサーは自己啓発にはすごく有用ですが、 依存するとまるで宗教にハマったみたいになってしまうので気をつけましょう。

今の自分を変えたいと思って始めたことが、 気付いたらインフルエンサーの養分になっていて全然成長していなかったということになります。

実際そういう人がめちゃくちゃ多いので、インフルエンサーを摂取するときは用法用量を守りましょう(笑)

もちろんしっかりと技術を身に着けてるエンジニア系のインフルエンサーもいますが、 良くも悪くも目立っている人は基本的にエンジニアというよりはWebマーケッター気質の人が多いと思います。

駆け出しエンジニア系のタグを乱用している

駆け出し同士が集まって高め合うのは私はどちらかというと賛成派です。

ただ、7割ぐらいは同じような目標の人で集まって馴れ合いたいだけの人が多いなって感じもします。

気づけば1年後も2年後もずっと「駆け出しエンジニア」のタグを使って発言していたり なんにも成長していない人が今でも沢山います。

私が本気出して頑張り始めた2019年に該当のタグで発言してた人をみにいくと 未だにエンジニアにすらなっていないどころか、なんにも積み上げられてない人がいます。

駆け出しエンジニア以外の「駆け出し○○と繋がりたい」タグは沢山あるのですが、 それらを色々混ぜてツイートしてる人はもはや何がしたいのかわからないですよね。

こういう人は馴れ合いたいだけなので100%伸びません。

一切独学せずプログラミングスクールにいこうとしてる

個人的にプログラミングの勉強って英語と数学を足したような感じだと思っています。

公式を覚えて(数学的)組み合わせて始めて効果を発揮する(英文)からですね。

それゆえに何から始めていけばいいのかわからないし、 基礎となる基本構文がつまらなさ過ぎて全然頭に入ってこない。

数学に関してはあまり聞きませんが、 英語に関してはわからないので英会話スクールに通うというのが 一時期めちゃくちゃ流行りました。

そして結局お金を払っただけで英語力着いたのかよくわからん。

って人は8割ぐらいいたのではないでしょうか。

これはプログラミングスクールでも同じで、結局やることって基本構文を学びつつ 実務でも取り入れられている最近流行りの技術を学んでいくというやりかたです。

プログラミングスクールに通うこと自体はわるいことではなくて、 お金を払ったら身につけることができると本気で思っている人が多すぎるのが問題です。

私からすればプログラミングスクールで講師とマンツーマンで教えてもらえることは 基本的にググったら無料で学べるようなことばかりです。

プログラミングスクールの一番のメリットは卒業後の就職斡旋や 生徒同士で行う共同開発を体験するところにあると思ってます。

あとは現役エンジニアのアドバイスやら勉強の仕方を知ることができる。

これに関しては独学では得られないメリットですからね。

なので一切独学をせずにいきなりプログラミングスクールに通おうとしている人は 卒業したら使い物にならないタイプの人です。

実際問題、スクールを卒業して面接に来る人は基本使い物にならないから時間の無駄と 企業の社長さんらの話はよく聞きます。

スクールが悪いというわけではなくて、面接時にスクールで作ったポートフォリオとかだけしか持ってこず まるで就職するためだけにスクールに通ってたような人が多すぎるからですね。

以上のことからいきなりスクールに通おうとしてる人は伸びないしお金も無駄にするタイプの人です。

フォロー数がフォロワー数に比べて多すぎる

私は基本ツイッターぐらいしかみてないのでフェイスブックやインスタ・その他SNSについては詳しく言えませんが 最近のSNSは大体の仕組み的にフォローとフォロワーという概念があると思います。

ここではツイッターを代表として話していきます。

例えばフォロー2000にたいしてフォロワー60人とかいう人はまず伸びません。

なぜなら、2000人もフォローしていて全員のTLを追えている人なんてほとんどいないからです。

もし追えてたとしたらその人はツイッターしか見ていないことになり 全然勉強していないということになりますから結局のところ、伸びないわけです。

なのでフォロー数が多い人は一旦フォローの整理をしましょう。

どうしても外せないって人が多すぎる場合は リスト機能を使ってジャンル別に分けてをオススメします。

その人みたいになりたいという人を3人ぐらいに絞って、 後は自分の競争相手になる相互フォロワーだけで良いです。

しょうもないbotや微妙な人はすべてフォローを外すかリストに隔離しましょう。

目標がブレすぎている

私も2019年あたりは「駆け出しエンジニアと繋がりたい」ハッシュタグで いろんな方とつながってみたり、自分より技術がない人に対してアドバイスとかしていたりしましたが 大体の人がツイッターからフェードアウトしているかエンジニアではなくてWebマーケッターを目指し始めてたりします。

やってみたもののエンジニアが肌に合わなくて、Webマーケッターに目標を変更して伸びているのであれば 正しい判断だと思いますが変更してる人の大抵は未だに駆け出しをやっています。

最悪なのは目標をころころと変えまくって結局なんにも伸びていないことです。

それどころかなまじ少し勉強しただけあって、頑張っている自分より 明らかに知識のなさそうな弱者に対してえらそうにクソリプを飛ばしたりするだけの害悪人間になってたりします。

恐らく成長出来ない自分に苛立ちを覚えてしまって、 そのイライラを他人にぶつけることで発散してるんでしょう。

そういう人は無視していくか、あざ笑って踏み台にして逆に見下ろして哀れんでやりましょう。

もちろん暴言を吐くのはご法度です。

暴言を吐いてしまってはその人と同じ土台に立つということでもあります。

ってことで目標ブレブレの人も100%伸びないです。

プログラミング入門ばかりしている

目標がブレているにふくもうかなと思ったのですが、 意外と多いタイプなので個別にしました。

駆け出しエンジニアがプログラミング入門するのは普通のことですが、 1年経ってもまだ入門をしていたりするのが伸びない人の特徴ですね。

おそらく入門をすることで自分は何もしてない人より偉いんだ って思考が無意識に働いてしまっているのだと思います。

こういう人はインフルエンサーに振り回されたり、流行りの技術に魅入られて 振り回されているミーハーな人です。

とくにWebエンジニア系の技術なんて日進月歩なので、常日頃新しい技術が日の目を浴びています。

なので入門ばかりしている人は2・3年後には消えているかまだ入門をしています。

SNS以外で発信していない

SNSはたしかに手軽に発信できるツールではありますが、 それ以外で記録を残したりしていない人はまず伸びません。

ツイッターに勉強報告するのは別にいいのですが、 それを目的になってしまっている人がめちゃくちゃ多いです。

気付けばフェードアウトしてたり入門ばかりの勉強報告だったり なにか1つ作品を作ることもしていません。

なので効果的なのはブログとSNSの併用です。

SNSには勉強した概要だけを記載しておき、 ブログにはその詳細を記載していくという手法が最も効果的です。

もちろん、SNS以外の発信はブログじゃなくても大丈夫です。

最も手軽な方法が誰でもできるブログという長文を書き残せる場所ですね。

Web系エンジニアをめざしているのであれば、 自分でサーバーを借りてブログを立ち上げて、自作テーマを作っていけば最高の勉強になります。

以上、伸びない人がやっていることでした。

無意識のうちにこれらをやっている駆け出しエンジニアは、 しっかりと自意識を律して目標に向かって分析と勉強を繰り返しましょう。