すぐに実力を身に付けたい人は事前勉強するべきではない理由

私も日々勉強してますが、実力を直ぐに付けたい人は勉強なんかしてる場合じゃないです!

言ってしまえば勉強すると、問題に悩む前に答えを教えてくれるわけじゃないですか。

そうすると大体の人って教えられた5割も吸収していない状態なんですよ。(一部天才は除く)

なぜなら、「脳が必要としていないから」からなんです。

人間、必要じゃないものってすぐに忘れちゃうんですよね。

例えば以下のような人って結構多いかと思います。

「副業で稼ぎたいからプログラミングを学ぶぞ!……でも何からやっていいかわからないな。そうだ、インフルエンサーのあの人も進めてたRailsのチュートリアルをやるぞ!」

こういった人たちで成長している人ってみたことないんですよね。

私は密かにそういう人を見かけたらアカウントをメモっておいて、 後日成長してるか見に行ったりもします。

でも大体の人が「プログラミングは自分には向いてなかった」 って言ってWebマーケティングの勉強しはじめましたっていうプロフになってたり いつ行っても新しい勉強を初めて何一つ目的を達成していないような人ばっかりです。

プログラミングがだめだった人はWebマーケティングに行く流れ何回みたかな……

なんか情報商材にそういうメソッドでもあるんですかね。

ってことで今回は活躍できる実力を身に着けたい人に向けて 「なぜ勉強してはいけないのか」、「実力を身につけるにはどうすればいいか」を解説していきます。

なぜ事前勉強してはいけないのか

冒頭でもお話したとおり、「脳が必要としていない」状態で勉強したところで 吸収率が5割にも満たないので、時間の無駄になってしまうということです。

確認の為にまた見直すっていうのは大切ですが、 できるなら1回でしっかりと覚えたほうが時間の無駄にならないでしょう。

社会人は学生ほど時間に余裕がないので、なおさら時間を無駄にしたくないと思います。

資格やなんかしらのテストがある場合は、たしかに事前勉強も大切になります。

ですが社会人の場合は大抵が仕事をするための実力をつけたいから勉強するわけじゃないですか。

じゃあ最初から実力を身につけるために行動したほうがよくないですか?

勉強して、実践したけどここなんだったかな?忘れてるからまた勉強しなおして……

これは時間に余裕のある学生時代に許される行為です。

それなら最初の「勉強して」を省いて、いきなり実践してわからないところを勉強したほうが良くないですか?

ここで最初に言ったことを思い出してください。

「脳が必要としていないと吸収率が良くないので時間の無駄になってしまう」

ここがポイントです。

いきなり実践して「わからないところ」を勉強して……

ここで「わからないところ」という壁が立ちふさがりました。

解決するために勉強をして答えを探すわけですよね。

そうすると目標が1点に定まってどうでもいいことをシャットアウトできます。

人間ってそういう生き物なんです。

特に壁が無いまま勉強すると、「あれも大事」「これも大事」っていう感じで いろんな大事なことを学べるのですが自分が今必要としている情報が定まっていないので 「ふーん、大事なんだ」ぐらいの吸収しかしていないことになります。

それと比べると立ちふさがる壁がある状態で、ほしい情報がある!と自ら答えを探しに行った時とでは 吸収率が段違いなのはこの文章だけでも理解してもらえると思います。

単純に行ってしまえば受け身の勉強は身につかないということですね。

いきなり実践って怖いんだけど……

とはいってもいきなり実践とか怖くね?って思いますよね。

私も今でもそう思ったりします。

確かに生命の危機に関わるような行為に関しては事前勉強ってとても大事になります。

いわゆる「電気工事」とか「工事現場の作業」など身体に直接なんかしらの影響があるような事柄に関してです。

電気の知識がないまま、コンセント(100V)の工事をやろうものなら下手すれば感電して死んでしまいます。 (100V、いわゆる強電は電気工事士の資格がないと違法なので資格が無いと作業できません)

そのために予備知識として「ゴムは電気を通さない」「電気は上から流れて下に落ちる」等、 死なないために電気を扱うための勉強する必要があります。

ゲーム的に言ってしまえば電気工事って残りライフが1でスタートするようなものです。

そうなると1ミスでゲームオーバーになってしまうので、事前勉強は必須となります。

人間だれしも死にたくないですし、事前に死ぬという知識が植え付けられた場合 実践なしでも必死に死なないように勉強するからこそ事前勉強でも意味がでてくるんです。

ですが今回言っているのはいわば「ライフ無限」状態の勉強に関してです。

プログラミングでミスっても別に死にはしないですよね?(物理的な業務機器制御の場合は別ですが笑)

お恥ずかしい話ではありますが、私は2020年末に大手さんが絡む仕事で しょうもない失敗をしてしまいました。

そのせいでおそらく結構な損害が発生してしまっていますが 今私はこうやって生きてますし、今後そのような失敗を繰り返さないということで反省文と 対策書を作成して提出してたくさんごめんなさいしました。

これ以上言うと損害賠償を請求された時~っていう 最悪な想定論がでてきてしまうのでこの話はここで切ります(笑)

お仕事くれていた会社さんが守ってくれて今回は助かっています。

そんなミスを犯してもまだお仕事くれるので、本当に感謝致しております……

と、話が脱線してしまいましたので戻しましょう。

プログラミングでわからない場合は「動かない」「エラーが出て止まる」と、 実践にもかかわらず人間の体に一切影響のない状態です。

ここで「なぜ動かないのか」「なぜエラーがでるのか」という壁にぶつかるからこそ 初めて勉強する意味がでてくるわけです。

先程の私の失敗例もそうですが、「失敗」という壁にぶつかることで 次にどういう対策をしたら良いのかということが焦点にあてられます。

ソレに比べたらプログラミングを覚えるために ローカル開発環境で失敗するを恐れる必要、まったくなくないですか?

ググったらすべて載っているようなプログラミング入門本を2000円近くだして買うなら 毎月500円ぐらいのレンタルサーバーを借りて実際にサイトを自分で作ったりしたほうがいいでしょう。

実力を身につけるためのステップ

ココまで読んでくれた人はもう既にどうやって実力を身につけていけばいいかは 理解していただけたと思いますがここまでのまとめと、それでもまだわからないって人とのために 実力を身につけるためのステップを箇条書にしてわかりやすく解説します。

  • 受け身で勉強しては何が必要なのか理解しないので時間の無駄になる
  • 命の危険に関わらないことに関しては勉強より実践から始めよう
  • 失敗・挫折することによって何が必要か明確になる
  • 明確な目的が出来た状態で勉強すると吸収率が極限まで高まる
  • ちょっと前までは覚えてたけどわからなくなった場合に徹底的に調べよう
  • 作品は不出来でも最後まで完成させよう

上記6つの項目が実力を身につけるための最短ステップになります。

この中でまだ解説していない「作品は不出来でも最後まで完成させよう」

これについては最後の「番外編:実績を残すためにはどうすればいいか」でお話します。

勉強は復習のためにある

これまでのことから、事前勉強がいかに無駄な行為であるかを十分に理解していただけたかと思います。

予習も大切ではありますが、それ以上に復習というものがとても大事です。

「予習・実践・復習」は学生時代で何度もやったことがあると思います。

学生の勉強方法として王道ですよね。

もしかすると常に成績トップの頭のいい人って、 自然と「実践・予習・実践・復習」っていう感じで1ステップ多く勉強してるかもしれません。

この中で「復習」っていうのが本当に大事になってきます。

というのも再確認することでふわふわとしていた回答がカッチリと定まって脳に記憶として固着されます。

こうして冷静になってみてみると、当時ゲームばっかりして勉強なんてほとんどしない人は「実践」だけやって 予習はおろか復習すらしないバカが4ステップ踏んだ人に勝てるはずもないですよね。

私がまさにそのゲームばっかりやってて全教科毎回赤点だった人なんですけども(笑)

そんな私も高校生(ひきこもって1年遅れて定時制の高校生になった)になったら人生の焦りをみたのか 授業を真面目に聞くようになったり勉強が楽しくなってきました。

そのおかげで偏差値38ぐらいのバカしかいないクラスで3年間 (私の通ってた定時制高校は新しく導入された通信の授業で3年で卒業できる)常にトップの成績を維持していました。

おまけに卒業生のための送辞を任されたり、その後に生徒会長も任されたりして 通知表ALL5とか中学までの私からするとありえないレベルでしたね。

この高校生の時点ではまだ今のような勉強法にたどり着けてはいませんでしたが、 たどり着けた切っ掛けでもあります。

今の状態でトップを目指せ

アホ高校だから上取れただけだろと誰もが思うと思います。

もちろんそのとおりで、偏差値が高い高校に入った場合絶対に下から数えたほうが早いレベルだと思います。

ココで冷静になって考えてほしいのですが、 偏差値が高い高校ってそもそも偏差値を低い高校のレベルを中学レベルで到達している人たちです。

モンハンでいうと駆け出しの下位ハンターがいきなり上位のクエストに挑むようなもんです。 (ゲーム的には下位が上位のクエストは受けられませんがイメージということで)

アホな人間がそんな頑張ってきた人達と並んで勝てるわけがないんですよね(笑)

では勝つにはどうすればいいか、それは明白で自分のステージに立てばいいということです。

スラムダンクを読んだ事がある人はよく理解ってもらえると思います。

主人公の桜木花道のライバルでもある流川楓というキャラクターがいますよね。

彼は1年なのに上級生も驚くバスケットボールスキルを持ち合わせているキャラです。

そんな彼は周りのレベルの低さもあいまって現状に不満を抱いていており、 おままごとのような日本のバスケットボールよりも早く本場の海外で活躍したいと考えています。

ですが顧問でもある安西先生は焦る流川楓にこういいました

「とりあえず…君は日本一の高校生になりなさい。」

安西先生は過去に日本を無視して世界を目指して失敗した教え子を見てきたこともあり 世界に行く前にまずは日本の高校生という枠で1番になれと言い放ちました。

スラムダンクの数ある名言の中で、私が一番心に響いた言葉ですね。

まぁ、私自身スラムダンクそこまで読み込んでないし そもそもアニメ派なのでこれ以上は語りません(笑)

このことから私はバカ高校の1位を3年間維持することを達成できました。

気分的にも1つ上の高校で下位の成績で卒業するよりも 1つ下のバカ高校で成績トップで卒業したほうが気分的にもいいですし 次のステップに行くための自身にも繋がります。

おそらく定時制に行かずに元々受かっていた高校に行ってたら 意識も低いまま自堕落に過ごしていたと思います。

そう考えたら1つランクを下げて優位に立つことで、 自己肯定力を高めるのってとても大切なんだなと実感しました。

失敗は成功の元

話を戻しますが、ここで思い出してほしいのです。

高校生時代の私がバカ高校ではありますが常に成績トップを維持できたのは 過去の私の「失敗」から学んだということです。

結構プライドが高い人間というのもあって、こんなバカどもと同じレベルにはなりたくない っていうのが当時かなり強かったんじゃないかと思います(笑)

あと1年遅れだったので基本1つ年下の同級生ばかりだったのも相まってそうです。

実際問題同じレベルの馬鹿だったんですが……

入学後に中学生のときなぜ勉強出来なかったのかを真剣に考えたことがありまして、

「授業真面目に聞いてなかったな」

「間違ったとところ復習してなかったな」

ってところが浮き彫りになりました。この時点で何をしたらいいかということが明確になっています。

今回のお題である「事前勉強は不要」というのは社会人に向けてのことなので 学生は強制的に授業という「事前勉強」という時間が設けられます。

その事前勉強で実際に問題を解いていく実践もおりまざるわけですよね。

その後帰って難しいと感じたところは復習(1年ぐらいのときは簡単だったので復習はしてませんでした)してました。

これを繰り返していたら成績トップになれたわけです。

単純にこういうことをする人が同級生どころか同じ学校にいなかったので 普通にやってたらトップに入らないほうがおかしいレベルではあったのですが(笑)

おそらくこれを見てくれている人は普通に高校を通って私よりも頭のいい人たちだと思います。

そんな私でもプログラミングができるといえるレベルになっているのですから 間違った勉強をしなければ簡単に実力を身につけることができますよ。

番外編:実績を残すためにはどうすればいいか

今回の記事はここまでなのですが、最後に「実績を残すための方法」について軽くお話します。

結論から言うと「作品は不出来でも最後まで完成させよう」

これに尽きます。

例えば何か作り始めて、途中で違和感を覚えたりなんか違うなぁってなって 作ってきたものを放置して別のことを始めたりしてませんか?

私がまさにこのタイプでした。

プログラミングにしろ、ゲーム制作にしろ、イラスト制作にしろ、 まさに制作途中で放棄して新しいことを始めるを繰り返していました。

気づけば10年間自分の代表作的なものがいっさいありませんでした(笑)

細かい処理とか部分的なものは出来の良いものがあったりはもちろんしましたが、 で、結果の作品は?って聞かれるとまったくないんですよね……

ポートフォリオを作ろうにも完成品が無いので載っけられないんですよ。

実はここまで話してきた勉強法を20代中盤から実践してきたのですが、 「作っているものを1つの形に完成させる」という行為をないがしろにしまくってきました。

なぜこうなってしまったかの原因は

「完璧な物を想像しすぎているため想像力と実力が噛み合っていないため」です。

頭では理解っていたのですが身体では理解っていなかったみたいな状態ですね。

多くの人にとって過程はどうでもいいことなんです。

「結果がすべて」

結果があるからこそ過程が気になるわけで、まずは結果を残さないと意味がないんですよね。

芸術作品で成果を残していきたい

気付いたらめっちゃ長文になってました(笑)

最後は私の話になってしまうのですが、エンジニア関連の完成作品は 基本的に仕事で作ったものが必然的に完成品としてしあがるのでもう良いかなってなってます。

自分としては芸術的な作品を残していきたいと小さい頃から思っていたので、 やっとそのスタートラインに立てたんだと実感して日々頑張っています。

最近イラストの勉強を再開したのは過去の記事でもちらほら言ってるんですが 今までやってこなかった「描き終えてアップする」ことをやっています。 (実際にはまだアップはしてなくてブログの準備をしつつアップしたと過程して準備中)

仕事とは切り離した完全趣味でやっているのでめちゃくちゃ楽しいです。

私は仕事にしちゃうとつまらなくなってしまうので、切り分けてます。

皆様も普段やっていることと別のことでなにか作品を残してみてはどうでしょうか。