私がWordPressの自作テーマに拘る理由
Wordpress覚え始めから自作テーマです。
最近脱Wordpressを図っているのですが、やはり便利なのでなかなか脱せられないですね。
今回はWordpressの自作テーマについてです。
突拍子もないですが、私はWordpressを使い始めてから自作テーマ以外まともに使ったことはありません。
というのも、まだプログラミングのプの字をやっと覚えたというレベルの頃に 当時のバイトの上司から「事務所で誰もまだ手つけてないからWordpressをインストールから運営まで全部やれ」という指令がきました。
当時はそんな無茶な...なんて思いましたがやってみると意外と楽しく 今でも有効活用できるWordpressのスキルが身につきました。
最初は無料テンプレを落としてみたのですが広告を貼り付けられる位置が不便だったり いじろうと思っても無料テーマのせいもあってソースコードがとてもみれたものではありませんでした。
この時からでしょうか、他人が組んだものを解読するよりも1から自分で作った方が早いと思うようになったのは。
自作テーマの作り方を一心不乱に覚えました。
それ以来私は自作テーマ以外はあり得ないなという考えです。
今回はなぜ私がWordpressの自作テーマに拘る理由とメリットとデメリットをお伝えします。
まだ自作テーマに手を出したことがない人に少しでも自作テーマの良さが伝われば嬉しいです。
Wordpressの自作テーマに拘る理由
先に結論を書くと、テーマを弄ったときに問題が発生したら自分のコードの悪さなのか WordPressのバグなのかどちらか絞りこめるので無駄な労力を割かなくていあということです。
他には、人間便利なものを手に入れると堕落する生き物なのであえて苦労して テーマをいじり続けることでWordPressに精通し続けるためでもありますね。
毎回違うテーマを作ることで自然とhtmlとcssはもちろん、 phpとjavascriptを触るので自然とスキルアップしていきます。
私は仕事でもWordPressを使って会社のサイトを運営しているので やらざるを得ないってのもあるのですが、自作テーマだと自由にレイアウトが変えられますし 企業としてもそこらにあるようなテーマじゃ格好がつきませんからね。
自作テーマは結構面倒臭い
メリットは多いですが、自作テーマは全て自分でやならなければいけないので実に面倒くさいです。
便利なウィジェット機能も自作しないと使えなかったりします。
私は全てソースコードで管理したいのでウィジェットを一切使わないから問題ないのですが、 普通の人は多分ウィジェットは使うかと思われるので、実装はコピペでもいけますが面倒くさいと思います。
他にも自力でPC版とスマートフォン版を作らなければいけません。
私の感覚ではそれぐらいやろうよと思いますが世間一般の感覚だと面倒くさいのでしょう。
Webデザインもある程度できて、HTML+CSS+JavaScript+phpコーディングもある程度できた上で それらを全て組み合わせ作り上げていきます。
この時点でめんどくせぇ!って人をある程度選んでしまうのですがそういった人は検索力さえ鍛えれば webデザインの知識やコーディング知識がなくても自作テーマを作り上げることができます。
Wordpressはコピペでもだいたいなんとかなる
Wordpressに限らずコーディングに関してはすごい人がすごいものをネットの世界に公開しており、 さらに自由に使っていいと神のような施しをしてくれる方がいるのでコピペでも完成してしまいます。
コーディングに関してはコピペで完成できますが、デザインに関しては知識がないとコピーしづらいですよね。
しかも見た目が同じだとパクッたと思われても不思議ではないのでデザインはコピペできません。
しかし幸いなことに今の時代は凝った画像を使ったWebデザインというのは、 ガチガチの企業ぐらいしかあんまり意味がない時代になっています。
というのも、日本だけでみると8割以上がスマートフォンユーザーなので いくら性能が高いとは言えモバイル回線で画像をバンバン使ったサイトはとても重たいです。
なのでいわゆるフラットデザインが主流です。
これらは基本的にCSSで全て実現できるのでPhotoshopやIllustratorでかっちりとデザインを組まなくても いきなりコーディングに突入してテーマを組んでいくこともできます。
フラットデザインになる前はスキュモーフィズムと言われる手法でデザインされていました。
いわゆる昔のAppleのアイコンのような現実のものに似せて影や立体感を再現する手法なのですが、 これらはデザイナーでなければ敷居が高いというのもありましたしファイルサイズ的にも重たいので廃れてしまいました。
個人的にスキュモーフィズムのデザインは見た目的には好きなのですが、 Webの世界では情報を得るのに立体的なアイコンは別にいらないというのが相違になってしまいました。
このデザインが好きだった人はフラットデザインをみてのっぺりしていると不満を漏らす人もいますね。
以上のことからデザインに精通していなくてもコードを書くだけで ある程度のプロ風のデザインを作り上げることができるようになったのでデザイナー以外もWebデザインができるようになりました。
個人的にはデザイナーではなくコーダーなのでこういった方向性はとても助かります。
SEOに最適化しやすくなる
ブロガー視点の自作テーマの最大のメリットはやはりSEOに強くすることができるからです。
他人が作ったコードはよほどSEOに精通している人でないとコードがデザイン重視のため最適化されていなかったり デザインのために余計なHTMLを使っていたり無駄がとても多いです。
コード量が多ければ多いほどサイトの読み込み時間が増えてしまうのでできる限り最適化したテーマにしたいところです。
そんなことしてる暇あったら良質な記事を書けよと言われそうですが、 サイトを軽くしたことによるデメリットはないので、できる限り最適化した方がいいでしょう。
基本的に有料テーマや無料テーマは汎用的に作られているのでカテゴリに特色を出したい場合 自作テーマなら自由にレイアウトも変更できますし、特定の記事だけ見た目を変えたりも可能です。
他作テーマの場合はちょっと弄ったらレイアウトが崩れたり、それを治すために時間が奪われてしまいます。
自作テーマであればどこを修正すればいいか自分でもわかっているので無駄な時間があまり発生しません。
他ブロガーと差別化ができる
最大のメリットは他のブログと差別化ができるということでしょうか。
有料テーマを変えばよほど趣向が被らない限りは見た目はかぶることはないのですが それでもお金を払えば誰でもそれに手を出せるといった状態になります。
もしブログ運営の目的がブランディングだった場合はオリジナルテーマにしておいたほうが個性が出て良いでしょう。
私だけかもしれませんが、人と見た目が被るのってすごくショックなんですよね。
なのでそのショックを防ぐためにも最初からオリジナルデザインにしています。
しかしフラットデザインやマテリアルデザインが主流になってきたときから、 シンプルなデザインで中身勝負になってしまってからはあまり見た目のオリジナリティは出なくなったのは残念です。
プログラミング力が強制的に上がる
最初にも同じようなことを言いましたが、Wordpressはphpで構築されていて見た目はJavaScriptを活用しています。
自作テーマを作るにあたってWordpressそのものの知識も必要ですしphpやJavaScript、 更には必須でもあるHTMLやCSSの知識も必要になります。
自作テーマはこれらの複合スキルによって生み出されます。
なのでテーマを自作するといやでもWordpressの構文を使い、phpを組んでJavaScriptで見た目に動きを出し、 HTMLでマークアップしてCSSで見た目を整えることをしなければいけません。
HTMLとCSSから学んでJavaScriptを覚えてphpを覚えてって1つずつやっていたらかなり時間がかかってしまいます。
Wordpressのテーマを自作すれば必要な部分だけ覚えることが出来るので効率よく身に付けられます。
Wordpressが普及してからかなりの年月が経っているので、基本的にググれば1から100まで出てくるのため 0ベースから考える必要もないので今はかなり恵まれた環境にあります。
そして調べまくっていたらググり力も向上しています。
テーマ自作ってぶっちゃけ良いことしかないですよね。
作れるようになったら有料として販売することもできますし、 オーダーメイドで作って売ることもできるのでWeb収入を増やす1つの手段にもなります。
フリーランスの案件でも結構あるみたいですから、Wordpressテーマの作り方を覚えておいて損はないでしょう。