非IT系中小企業の1人ウェブ担当者に必要な能力

ウェブ系の話

Web制作 スキル

こんにちは。継続の錬金術士なおキーヌです。

ブログ毎日更新は230日目になります。

今回の記事の概要

Web制作からWebマーケティング等Webに関する集客や制作をすべて一人でやるために必要な能力の紹介です。
ぶっちゃけると検索力さえあれば中小企業のWeb担当者としてはやっていけます。
器用貧乏な人間であればWeb担当者は向いていますが、脳死作業になりやすいです。

非IT系の会社の人向けなので、IT系会社の人には利益は少ないかも。

お盆の期間前半はモデリングに時間を使いまくって、
後半は殆どWebデザイン(現職の仕事)をみっちりと制作しておりました。

貴重大型連休なのになぜ家で仕事をしていたかというと、単純に自分のWebデザインのスキルを向上させるためと
フリーランスを目指すためにWeb製作効率化のためにコードストックを作っていました。

私はSEをしていますが、基本的SE業に関しては一人で仕事を行っています。

上司も部下も見た目の仕事に大忙しなので、私は逆に見えないところの仕事をしているわけです。

そもそもIT企業ではないので、Web担当者が私一人という状態です。

本来は分担して業務を行うと思うのですが、中小企業で小さな会社だと
パソコンを触る仕事は全部自分でやらなきゃいけないという状態になっている人もいると思います。

営業中心・工場・物流で育ってきた会社なんかは基本的にそんな感じなんじゃないでしょうか。

私のところががまさにそんな感じですね。

Web担当者が必要なスキルの結論だけ先に書いておくと以下のリストになります。

  • Webデザイン・レイアウト能力
  • Webプログラミング能力
  • SEOなどのWebマーケティング能力
  • サーバーの知識・セキュリティの知識
  • OfficeやPDF関連の処理スキル
  • 休みを返上して向上できる精神力
  • 検索力

こんだけ出来ても給料は上がりません。

たぶんこれ全部出来たらフリーランスになった方がいいでしょうね。

Webデザインとレイアウトのスキル(ホームページ制作全般)

Webデザイン力を身に付けるにはとにかく今のトレンドを追い続けるコト。

そしてユーザーのためという事を常に忘れないことです。

客の意向を無視して自己満足のサイトを作るWebデザイナーは使えないゴミです。

Webデザインと一口に言っても様々な業務があります。
恐らくWeb制作の中では一番コスパがいい仕事ではないでしょうか。

ただ、社内社外関係なくクライアントは基本的に何も知らないのでやり取りがとても大変です。

令和になりましたが、数年Webデザインしているととにかく情報を詰め込みたがったり
チラシみたいなホームページを作ろうとするクライアントはまだまだいます。

恐らく未だにチラシデザインで成り立っている楽天のWebショップのせいでしょうね……

そういうのを求めている人に今風のカッコイイスタイリッシュなサイトを見せようものなら

スッカスカ!やりなおし!

なんてリテイクを喰らうこともあります。

実際に過去にありました。

説得力のあるデザイナーや上司が居れば説明してねじ伏せることも可能ですが、
新人の時は経験不足で尻込みをしてしまうし、そもそも上司も何も分かってないということもあるので
結果、クライアントのゴチャゴチャなサイトを作らされるでしょう。

そして最終的に出来上がったのがコレジャナイと不満を垂れて何回も作り直させられます。

古臭いサイトを何度も練ったところで古く臭いサイトしかできませんし、
段々と面倒くさくなってコピペでつくっていると自分の成長もしない最悪な状態です。

高単価なことが多いですが、クライアントとちゃんと意思疎通出来ないと消耗します。

結果仕事をキャンセルさせられる可能性もあるので説得力のあるデザインを身に付けるべきです。

しかしデザイナーでもない人間が一長一短でデザインスキルを身に付けるなんて無理なので、
毎日Webサイトを1つ分析して自分で1から組み立てることをし続けないと成長できません。

正直Web制作業の中で一番ハードルが高いのではないでしょうか。

Webプログラミング能力

見るだけのWebサイトを依頼してくれる人は殆ど居ないでしょう。

最低限ユーザーからのアクションを受け取るためにお問い合わせフォームを実装しなければいけません。

Webデザインのスキルはもちろん、Webプログラミングのスキルも必要になります。

基本的にはPHPを使うことになるので、Web担当者はPHPの勉強を避けられない状況にあります。

しかし突っ込んだことをしなければ大体コピペで乗り越えられるので安心です。

ですがコピペばかりしていては急なアクシデントに対応できなかったり、
そもそもどこでエラーが出ているのかわからなければまた作り直しです。

その為にも用意された完璧なお問い合わせフォームを使いつつ、
自分で1から組んでみて仕組みを理解して不具合に対応できるようにしておくべきです。

SEOなどのWebマーケティング能力

Webサイトが出来ても今度はSEOを施したりWebマーケティングをしていかなければ肥やしです。

新人の頃はWebサイトを作ることが目的になりがちで、マーケティングが疎かになっていることが多いです。

お金が発生しなければ作ったところでゴミなので、Web担当者はマーケティングスキルが必要になります。

デザインやプログラミングと違って実行してからすぐに影響が出るわけじゃないので、
長期的に見てPDCAをやっていかないといけない正直運ゲーです。

ある程度のセオリーがあるにせよ、Google次第で一気に吹き飛ぶこともあるので
くれぐれもセコイやり方でサイトの評価を上げずしっかりと作り込んでいきましょう。

サーバーの知識・セキュリティの知識

Web担当者は社内のシステム管理もやらされる可能性もあります。

私は入った瞬間社内の全ITが絡むシステムを握らされました。

こういうところは大体レンタルサーバーを借りているので、
レンタルサーバーの知識さえあれば何とか乗り越えられます。

メールを整理したり、アドレスを作成したり保守的なこともやらなければいけません。

それと社内の全PCのセキュリティチェックもしなければいけませんし。

何もしてないのに壊れた!とかいう人の対応もしなければいけません。

地獄です。

ですが軽々と対応してあげるとメチャクチャ喜ばれます。

これであなたも良い人の仲間入りです。

最悪の場合プライベートでも電話がかかってきてパソコンが動かなくなったとか言われ
無償・もしくはご飯1回で働かせようとしてきます。

プライベートの場合は何か理由を付けて絶対に断りましょう。

OfficeやPDF関連の処理スキル

社内Web担当が一人という事はPCが得意なのはあなただけです。

恐らく上司や同僚からエクセルのわからないところを聞かれたり、
PDFにしたいときどうすればいいのとかちょっと調べたらわかることで仕事の邪魔をされます。

そういう人たちはPCが出来る=PCで出来ることは何でもできると思い込むので厄介です。

しかしこれもパパパっと終わらせてやると英雄扱いされます。

エクセルとPDFに関しての知識は持っておくと急なトラブル対応に強くなれます。

私は過去にエクセルを全部PDFに変換するのが面倒臭いと言われ、
Windowsshellscriptで一括変換スクリプトを作ったらメチャクチャ喜ばれました。

そこから要求がエスカレートしてくるので出来る限りやってあげないほうがいいでしょう。

休みを返上して向上できる精神力

以上のことから覚えることが多すぎる一人Web担当者ですが、ハッキリ言って地獄です。

パソコンパーツショップのPCサポートとかで高額な料金を取るのもおかしくないと思うほどです。

私はパソコンを使って何かをするのが好きな人間なので家でも仕事をしたり仕事に関する知識を得ようとしていますが、
家に帰ったらPC何て触りたくない!という人はWeb担当者は向いてないので転職しましょう。

一人Web担当者はクビを切られることは殆どあり得ないですし、
簡単なIT業務をしているだけで重要なポジションに立つこともあるので、
努力したくない人にはうってつけの職業だと思います。

自分仕事出来るぜ!的な優越感を味わうにも最適です。

しかし私は何も面白くないので早く辞めたいですね。

検索力

Web担当者になるからにはWebに強くならなければいけません。

ぶっちゃけWeb担当者なんて検索力さえあれば大抵のことは解決します。

Googleさえ居てくれれば仕事が出来ますね。

しかし検索力が無いと目当てのものが見つけられず仕事が進みません。

仕事が出来ないと使えないゴミのレッテルが張られるので
Web担当者は最低限Google力だけは絶対に付けておきましょう。

Web担当者ってなんだよ

ここまでWeb担当者について話してきましたが、たぶん私の視点はかなりズレていると思います。

これもたぶんずっと一人でWeb系の仕事をやってきたからかもしれません。

たぶんいわゆる普通のWeb担当者ってもっと楽な仕事なのかもしれませんね。

社内一人SEって人の集会とかやってみたいです。

恐らく愚痴大会になりそうですが(笑)

それでは。