ゲームクリエイターの卵は先人の作った作品をトレースして改良すべき

独学法

ゲーム トレース

こんにちは。なおキーヌです。

ブログ毎日更新は278日目になります。

若干記事のネタ切れしつつあるので、今後は昔に発売された単純なゲームの再現をしていこうかなと思います。

スーパーファミコンまでいくと複雑なゲームが多いので、ファミコン以前のゲームを対象とします。

ファミコンも中期~後期は複雑なゲームが多いので、初期あたりがターゲットです。

そして完全に再現してもそれはそれでいいのですが、
原作をさらに面白くさせるにはどうしたらいいかを考える訓練がメインになります。

というのも、今出ているゲームも基本的には何かがルーツになっていることが多いです。

ドラクエやファイナルファンタジーもウィザードリィやD&D等、
様々な元祖RPGと言われる作品に影響を受けてココまで育ってきました。

モンハンもファンタシースターオンラインがなければ生まれていなかったりしますし、
意外と完全100%オリジナル!って言うゲームは殆ど存在していません。

なのでゲームを真似ることはプロでもやっているので恥ずべきことではありません。

ただ、全く同じようなゲームでグラフィックを変えただけなものは
正直クリエイターとして恥ずべきことだと思います。

しかし初心者や未経験からいきなりオリジナリティを加えてもゴミしか出来上がりません。

なぜなら、いわゆる「センスがない」状態だからです。

センスとは才能ではなく引き出しの多さのことを言います。

よく「私ってセンスないから~」とか言う人が居ますが、大体の人はセンス=才能と勘違いしているんですよね。

センスは先天的なものではなく、沢山の作品に触れたり見ることで身に付けるスキルです。

よく観察して、実際に真似たりして普通に見ていては気付かないところを気付く。

なので初心者はとりあえずゲーム作りのセンスを磨くために先人の作ったゲームをトレースしてみることをオススメします。

これはゲーム業界だけではなく創作界隈全般に言えますね。

真似て作ったゲームと原作を比べてみよう

恐らく真似て作ったゲームはなんだこのクソゲー!って自分でなると思います。

なぜなら真似ようとしたもの(原作)は自分がすごいと思ったからなので、
面白くないというのが体感的にわかってしまいます。

しかし身体では分かっていても、結果どうすれば原作に近づけるのかが分からない。

イラストで言うところの模写とオリジナルを比べるのと同じですね。

大抵の人がここで挫折してしまいます。

私もイラストでは何度も挫折しています(笑)

ココでやるべきことは何度も繰り返してやるのではなく、一度その作品から1週間ほど離れてみましょう。

そして再び自分の作った作品と原作を比べてみます。

そうすると客観的な感想が出てくるので自分の欠点が見えてくるので、
気付いたところを直す。そしてまた比べるを繰り返します。

そうすることで徐々に原作に近づいてきます。

PDCA……とはちょっと違いますがこのサイクルを繰り返していけばおのずと原作に近づけます。

原作に近づいたらオリジナルの機能を付け加えてみよう

原作を真似て作っても確かにスキルはあがるかもしれませんが、ゲームを作ったという感覚にはなれないと思います。

それならその作り上げたゲームにオリジナルの機能をプラスして自分のゲームに作り替えてみましょう。

初めてココでゲームを作ってるんだ!っていう感覚になれると思います。

そんな複雑な機能ではなく、例えば原作にはなかったけどあったらいいなっていうシステムを加えたりするところから始めましょう。

ココでやってほしいのは中途半端に実装するのではなく、あたかも最初から実装されてたかのような完成度を目指してみてください。

そしてその機能で原作より面白くなったかどうかも考えてみるといいでしょう。

蛇足だなとか余計だったなって感じることが多くなることが多いと思います。

それだけ原作のゲームは考えられて作られているという事です。

絶対この機能があった方が面白い!って確信が取れる場合は、
もしかすると納期の問題で削らざるをえなかったのかもしれません(笑)

ゲーム1つ完成させるのが難しい場合は機能に着目してみよう

1つゲームとして完成させようとすると多大なる労力が必要になります。

恐らく8割ぐらいの人間はゲーム作りに挫折してるのではないでしょうか?

理由は単純にやらなければいけないことが多すぎるからです。

機能の1つに絞って作ってみると、意外と完成させられます。

それを繰り返していけば気付けばゲームが出来上がっているというわけですね。

当ブログでもミニゲームやゲームの制作テクニックとして1つに着目した講座を公開していますが、
1つの大きなゲームを作るよりは楽なので先が見えるというのは1つのモチベーションアップにもつながります。

ゲームに作り疲れたらゲームをしよう

ゲームを作り始めると段々とゲームをやらなくなっちゃうんですよね。

インプットとアウトプットのバランスが偏ってきます。

しかし息抜きにゲームをしようと思っても「作らなきゃ……」ってなってろくに楽しまずに制作に戻る。

私がそんな感じです。

ここでゲームにのめり込める人は強いです。

しっかりとそのゲームの面白いと思う部分を吸収してください。

後は昔自分がやって面白かったゲームを再び製作者目線でやってみると色々な発見があると思います。

私はゼルダの伝説を製作者目線で見ながらプレイしてみたら、
メチャクチャ細かいところまで作り込まれているんだなっていうのがすごく体感できました。

子供の頃にゲームをしまくってきたのでインプットは余裕だと思ってましたが、
プレイヤーとしてのインプットなのでノーカウントです。

なのでスランプ気味になった場合は作る側に立って、
一度でも時間を費やしたゲームをプレイをしてインプットに徹してみましょう。

それでは。