レトロゲームを目コピして改良するゲームプログラミング訓練法
こんにちは。継続の錬金術士なおキーヌです。
ブログ毎日更新は103日目になります。
面白いゲームを作る最終目標はユーザーを楽しませることです。
面白いゲームを作るには面白いゲームを真似ることです。
パクりかよ!と言われればそれまでですが、日本に出ている大抵のゲームは基本的に元ネタがどこかにあって
それを日本人向けに改良して販売して大ヒット!ということはファミコン〜PS時代は多かったです。
FFやドラクエなんかもD&Dやウィザードリィ大好きな開発者がそれらを参考にして作ってますからね。
しかし現代ではすでにゲームが飽和していて何かを真似て作ろうとしても○○のパクりだとか罵られ
面白いゲームなのにユーザーの評価が悪意に満ち溢れてたりしてあまりよろしくない時代です。
レトロゲームは面白いゲーム案の宝庫
昔のゲームは時代の先を行き過ぎて受け入れられなかったというものが結構多かったりします。
現代の技術で改良したりすると、今なら受け入れられて同人でも大ヒットする可能性があるので
ゲームのネタ探しをするときはレトロゲームをやると意外な発見があるかもしれません。
他にも、このゲーム面白いのになんで評価されないの……っていうゲームを
誰でもプレイしやすいように改良すると、ヒットする確率がかなり上がります。
いわゆる「早すぎたんだ……」ってゲームは金脈かもしれませんね。
日本市場に出回っていないジャンルと国民的IPの組み合わせで大ヒット
SFCでトルネコの不思議なダンジョンというローグライクなゲームが発売されて大ヒットしました。
今では不思議なダンジョン系、ローグライク系と言われて日本では広く知られるようになりましたが、
トルネコの不思議なダンジョンが発売されるまでは日本人向けのローグライクゲーは市販されていませんでした。
ローグライクの「ローグ」とは元々PCのアスキー文字を利用したゲームでマニア以外はとっつきにくいゲームでした。
私も今だに本家のローグはプレイしたことがないのですが、確かに初心者バイバイの見た目とシステムを備えたゲームです。
チュンソフト(現スパイクチュンソフト)の中村光一さんと長畑成一郎さんを筆頭にローグを日本人向けにアレンジしつつ
ドラクエというすでに国民的に知られたIPを組み合わせることで大成功を収めました。
私もトルネコの不思議なダンジョンには結構思い入れがあるので例としてとりあげてみましたが、
このように面白いのに見た目や玄人向けのゲームをライト向けに改良すると人気が出たりします。
ファミコンのゲームを目コピしてみよう
以上のことからトルネコの不思議なダンジョンみたいに、別のゲームをもとにして
新しいゲームを作ってみると面白いものができる可能性があります。
ねらい目は有名じゃない微妙なクソゲーですね。
操作性が悪かったり、要素を追加したら面白くなりそうなタイプがオススメです。
有名なクソゲーは、ユーザーに認知されすぎているのでアレのパクりだ!
と言われる可能性が高くるのであまりオススメはできないですね。
日の目を浴びていないクソゲー程、化ける可能性があります。
目コピをすることで、自らプログラミングをしようとするのでコーディング力もあがるというのが目コピの良い所ですね。
ファミコンのゲームはプログラマ一人や二人は普通の時代だった
ファイナルファンタジー1ですら小人数のプログラマで作られた時代だったので
一人でゲームプログラミングするにはうってつけの素材なんですよね。
ですが、いきなりRPGに挑むのはやめましょう。
プログラミング初心者からするとRPGはファミコンレベルでもすさまじい難易度になりますので
挫折する原因となってしまいますので、初心者であればアクションゲームにしたほうがいいでしょう。
色んなゲームを作られるようになったら、RPGに挑んでみるのも良いですね。
個人的に作る難易度が低めのゲームジャンルを紹介しておきますね。
ドットイートゲーム
一番作りやすいのはいわゆるパックマン系のゲームですね。
スプライトを動かせて衝突判定を作られるようになったら作られるゲームなので
一番最初に作るゲームとしてはいいのではないでしょうか?
1画面クリアタイプアクション or パズル
ドットイートゲームを作ることが出来たらジャンプ機能を追加して
1画面で構成されるアクションゲームやパズルゲームを作るのがいいでしょう。
画面スクロールが無ければ結構簡単に作れちゃいます。
1画面シューティングゲーム
インベーダーゲームやギャラガ等が有名ですね。
これらは結構完成されきっちゃっていますが、変更するとしたら新しい武器を作ったり
敵のバリエーションを増やしたりしても面白いかもしれません。
スクロールタイプのシューティングゲーム
ゲーム作りに慣れて来たら、今後のゲーム作りに必須になる技術のスクロールを実装してみましょう。
アクションゲームでもいいのですが、キャラクターを中央に固定したりする技術も必要になるので
スクロールしても縦横無尽に動かせるシューティングゲームのほうが作りやすいかと思います。
ゲーム作りはステップアップが重要
ゲームを作りたいと思った人の6割ぐらいはRPGをいきなり作ろうとします。
そしてほぼ100%挫折するかRPGツクールに泣きつきます。
RPGには必要な要素が多すぎてゲームを1回も作ったことない人間には、
何を実装して良いのかすらもわからないのでやる気があっても完成させることは至難の業です。
それでもRPGを作りたい!という人はRPGツクールを使った方が良いですね。
プログラミングでゲームを作ってみると、RPGツクールがいかによくできたゲームかわかります。
プログラミングでRPGを0から完成まで作る書籍というのも殆ど販売されていないのは
やることが多すぎるというのもありますし、システムとシステムが複雑に絡み合ったりするので
本にするのが大変なので労力の割に合わないのだと思います。
ブログならありそうなものですが、意外と最後まで書いている人がいないんですよね。
基本的なつくり方を説明している方は結構みますが、部分的なのでその先どうするんだろうって言うのが多いです。
私もRPGを作り終えてから記事にしようと思いますがかなり先になりそうですね。
それでは。