純粋にゲームを作りたいならゲーム制作ツールを使おう
こんにちは。継続の錬金術士なおキーヌです。
ブログ毎日更新は115日目になります。
ゲームを作りたいと一口に言っても様々なツールがあります。
RPGツクール等のコンストラクションツールを使うのか、
プログラミング言語で仕組みから作りたいのかで選ぶツールは変わってきます。
ここで少し考えて欲しいのが、何を目的とするかによって選ぶツールが変わってきます。
純粋にゲーム(自分の中にある世界)を表現したいのであればプログラミングをしなくてもいい
RPGツクールやゲーム制作系のツールを選択すべきです。
なぜゲーム制作ツールを使ったほうがいいのか
結論から言うと、プログラミングで画像描写処理から作るとなるとプログラミングの知識がある程度必要になりますし、
純粋にゲームを作りたいのであれば余計な作業をしなくてもいいゲーム制作ツールを使うべきです。
ゲーム制作ツールはプログラミングを知らない人でも作れるように設計されているからですね。
ゲームを作るためには沢山の技術が組み合わさっているので、
一人で全部やろうとすると膨大な作業量になります。
ゲーム制作ツールを使えば、プログラミングをしなくてもいいし音楽も絵も用意されていますし、
オリジナリティを出したい場合は規格に沿って作られた素材を使えばいいのでゲームを作ることに集中できます。
プログラミングでゲームが作りたいんだ!って人も一度はゲーム制作ツールを触ってみると、
いざプログラミングでゲームを作るときに何が必要かもわかるので参考にもなります。
RPGツクールの偉大を知ることになる
プログラミングのみでゲームを作ろうとすると、RPGツクールって凄くよくできたゲーム制作ツールなんだなって実感します。
エディタを作るだけでもかなり膨大な作業量なのに、そこからゲームを作ろうとするとすさまじい時間を使うことになります。
エディタを作る作業をすっ飛ばせるってだけでもかなりゲーム作りが楽になります。
おまけに全て日本語で作られるというのがツクールの素晴らしい所です。
プログラミングだけでは基本は英語に慣れてないと情報や解決法を見つけられなかったりするので
英語が苦手な人ほどRPGツクールを使ってゲームを作った方が良いですね。
RPGツクールの欠点は誰でも作れるせいで作品が飽和している
ユーザーは既にRPGツクール製のゲームは見飽きてしまっているので「なんだRPGツクールで作られたやつか」と、
見向きされる確率がかなり減ってしまっているというのが現状です。
なので内容で勝負するか、全て素材をオリジナルにしないと飽和している作品の中に埋もれてしまうのが難点です。
いわゆるツクール臭と言われるものですね。
私はSFC時代からツクールをしていて好きなのですが、最近のツクールは解像度が上がってしまって
キャラクターが変に高解像度になってしまってドットの魅力が減っている気がします。
それに素材を作るときにも解像度が高いものを作らないといけないので、
最近のツクールは絵やドットを書ける人でないとオリジナリティを出しづらいかもしれません。
RPGツクールでプログラミングを学ぶ方法
RPGツクールXPというPC版のツクールからはRubyという言語を使ってプログラミングも出来るようになっています。
最新版のRPGツクールMVからはスマートフォンにも対応できるようにJavaScriptが採用されました。
しかしRPGツクールでプログラミングをするのは正直な所中級者でないと厳しいと思います。
なぜかと言うと既に用意されたプログラムソースコードを読み解かなければ動作を理解出来ないので、
プログラミング初心者は有志が作ってくれたプラグインを導入するところから始めると良いです。
RPGツクールは実は日本語で組めるプログラミング言語だった!?
RPGツクールはコマンドを組み合わせてイベントを作っていくのですが、
そのイベントコマンドには条件分岐や繰り返し処理、変数やスイッチ(真偽値)といった
プログラミングと同じ機能が用意されています。
RPGツクール2000の時代はプログラミング言語を弄ることができなかったので
このイベントコマンドを組み合わせて自作戦闘やオリジナルシステムを作り出している人が大勢いました。
有名どころで言えばのびハザでしょうかね。
なのでプログラミング言語が分からなくてもRPGツクールを使えばプログラミングの基礎を身に付けることが出来ます。
ただ、日本語だらけになるのでものすごく見通しが悪いのである程度理解したら、
プログラミング言語に移り変わるといった手法も有りですね。
プログラミングからやるゲーム制作は茨の道
個人でのゲーム開発に必要なのはザックリと以下のリストになります
- デザイン・プランニング
- プログラミング
- グラフィックの作成
- サウンドの作成
- 実際にプレイする環境の準備
- デバッグ作業
一見少なく見えますが、1つ1つの工程が凄まじく膨大な作業になります。
ゲームは人を感動させるのですから時間がかかって当たり前ですね。
プログラミングから始めた場合、これらを全て自分一人で行わなければいけません。
グラフィックとサウンドはフリー素材があるので最悪なんとかなりますが
プログラミングに関しては自分で作る以外方法はありません。
その上世界観を作るためのデザインも必要ですし、
どのプラットフォームでプレイするのかも考えなければいけません。
CS機で開発するなら個人では色々ハードルが高いので、プチコンやFUZE等のプログラミングができるソフトで開発するしかありません。
個人で開発したゲームは基本的にPCもしくはスマートフォンでプレイすることになります。
まずはゲーム制作ツールで作品を1つ完成させてみよう
以上のことからプログラミングをある程度できないとそれ以外の作業にも追われてしまい、
本来のゲームを作るという目的が中々達成できなくなりモチベが下がって頓挫します。
目的がプログラミングではなくゲームを作るというのであればRPGツクール等で一度ゲームを作ってみましょう。
プログラミングでゲームを作るにはそれからでも遅くはありません。
RPG制作ツールの次の段階はプチコンシリーズかFUZE
プチコンは2019年4月24日現在ではWiiU版と3DS版しか出ていないません。(ラズパイとかもありますが)
もうそろそろSwitch版が出るのでRPGツクール等で作品を何か完成させたら次の段階として、
BASICという言語を組むことが出来るソフトです。
もう1つ良い所は、ゲーム機でゲームを作ることが出来るのでプレイしてもらいやすくなります。
問題点はPCに慣れていると凄く作り辛いというところですね。
それでもゲーム機でゲーム開発して慣れたコントローラーで自作ゲームが出来るのってロマンがありますよ!
オススメはRPGツクールMV一択なワケ
またRPGツクールの話になってしまいますが、最もオススメするRPG制作ツールはRPGツクールMVですね。
一番新しいRPGツクール(MVT?そんな子知らないですね……)ですし、JavaScriptでプログラミングも出来るので
スマートフォン用に動くようにも作ることが出来ます。
私は発売当時に1万越えの値段で買いましたが、時々セールをしてメチャクチャ安い値段で売ってるので
セールしているのを見かけたら買っておくといいですよ。
欠点としては素材が作り辛いというところですね。
解像度が大きくなってしまってキャラクターのドット絵サイズが48×48なので1つ作るだけでかなりの労力です。
なので私はドット絵の労力を下げたくてpixi.jsを使って自分でゲームを作ることにしました。
このpixi.jsはツクールにも使われているのでpixi.jsに慣れてしまえばツクールに戻っても
同じ知識をある程度使えるのでツクール素材を使いつつプログラミングでゲームを作ることが出来るという計算です。
なのでRPGツクールMVはゲーム作りの練習も出来ますし、プログラミングの勉強も出来ます。
スマートフォンで動くゲームも作れますし、JavaScriptというWeb系の言語なので
プラグインを作っている有志の型も多くプログラミングが出来なくてもオリジナルシステムを組み込んだりもしやすくなっています。
──RPGツクール以外のゲーム制作ツールはいくつかありますが、素材の多さからみても
始めのうちはRPGツクールを選択しておいた方が良いでしょう。
ウルフエディタというフリーのゲーム制作ツールもあるのですが、フリーゆえに
インターフェイスが使いづらかったり初心者向けではないと私は思いました。
ウルフエディタのメリットはRPGツクールより制作の自由度が高いので
RPGツクールで物足りなくなったらウルフエディタに移ってみるのもいいかもしれませんね。
それでは。